2010年12月7日火曜日

鳴尾記念回顧 2010


レース総括
■前後半イーブンに近いフラットな展開
■スピード持続力が問われた


鳴尾記念結果
ルーラーシップ1.44.9 33.8 04-04
ヒルノダムール1.45.0 33.5 08-07
リルダヴァル1.45.0 33.6 06-06
シルポート1.45.2 35.1 01-01
ショウリュウムーン1.45.6 34.9 02-02

天候:晴 芝:良
上り4F:46.4 3F:34.8
前半1000m:58.5
12.5-11.0-11.6-11.7-11.7-11.6-11.4-11.3-12.1




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、道中が
全く淀みのない展開になり、そのまま勝負所で徐々に加速しつつ、ラスト1Fだけ
少し落ちる形。

今回の特徴は、やはりシルポートが作り出したフラットな展開で、極端に長い
隊列という訳でもなかったので、後続にしても前半~道中でかなり引っ張られ、
当然のように相当な持続力が必要になった。

この内容であれば、上位陣のスピードへの対応という点は十分信頼できそうで、
この先の中距離重賞戦線に向けては、大きな裏付けとなりそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ルーラーシップ
休み明けだったが、シルポートの作る流れにしっかり対応して、尚且つ持ち前の
破壊力のある末脚を発揮出来ていて、単純にこれは強い内容だったと言えそう。
春の時点での課題だった前半部分に関しても、十分に成長のあとが窺えて、当然
この先の期待は大きくなりそう。

ヒルノダムール
前半部分は多少受け流した格好だが、道中で脚を使う形から、終いまでしっかり
伸び切っていて、持続力に関しては十分な内容を示している。
ただこの馬の場合、これ以上のスピードが問われる展開や、前半ハイペースから
もう少し持久力が問われる展開が合うイメージではなく、この先一線級と戦って
いく上での適鞍が、現時点ではあまり想像できない…。
(感覚的には、ミドル~ややスローからの直線勝負くらい…)

シルポート
今回は少し強気に行きすぎた印象ではあるが、その流れにしっかり対応して、
決め手を発揮した3歳馬が強かった…という雰囲気。
やはりG1を狙おうとするレベルに対しては1つ壁がありそうで、基本的には
1.5~2流馬の中での持続戦で期待したい。


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