2010年12月14日火曜日

カペラS回顧 2010


レース総括
■ハイペースから、完全に右肩下がりの展開
■持久力が問われた


カペラS結果
セイクリムズン1.09.7 36.2 05-05
ティアップワイルド1.09.7 35.9 09-07
エノク1.09.9 36.3 06-07
シルクフォーチュン1.10.0 35.6 14-13
マルカベンチャー1.10.0 35.8 13-13

天候:晴 芝:良
上り4F:47.7 3F:36.7
前半4F:33.0
11.7-10.3-11.0-11.9-12.1-12.7




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半がかなり速く、2F目以降はほぼ一直線にラップの
落ちていく、このコースらしい完全に右肩下がりの展開。

今回の場合、過去2年が重馬場だったことを考えれば、実質的には最も前半が
速く、最も前傾度の高いレースだったと言えそうで、この展開で問われたのは、
当然ハイペースへの対応力(スピード)と終いを粘る持久力ということになる。

脚質的には、厳しい流れなので、基本的には差し馬に向いたとは言えそうだが、
例えば後方から差し込んだ4、5着馬であっても1秒以上の前傾の内容を示して
いて、そもそもスピード耐性がなければ浮上してくるのは難しかったはず。
したがって今回の上位陣の地力は素直に信用して良さそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

セイクリムズン
ある程度好位から追走して、最後も相手を競り落とす形で押し切っていて、
十分な持久力を示したと言えそう。
この舞台でのパフォーマンスとしても、ジャニュアリーSの時の内容と比べ
たら明らかな前進を感じるし、当然この先も期待できる。
今回と前走を合わせて考えれば、とりあえず根岸Sあたりに向けては不安な
点はなさそう。

ティアップワイルド
得意の1400mでもペースが上がり過ぎるとどうか…という印象だっただけに、
中山1200mのハイペース戦で、外を回しつつ勝ち負け出来たことは大きい。
この内容でスプリントでの目処は立ったと言えそうで、タイプ的に1200mでも
持続力勝負になるような舞台では、より前進が期待できそう。

エノク
ある程度好位から終いも浮上してきて、一定の持久力は示してはいるが、やはり
今回のペースでは少し追走に苦労していたように見える。
したがって基本的には、前後半イーブンに近いような展開での持続力勝負でこそ
…という印象は変わらない。

シルクフォーチュン
今回は、今までにない速さで引っ張られたことで、さすがに終いの脚が鈍った…
という内容ではあるが、自身もしっかりハイペースにつき合う形から、終いでも
浮上出来ることを示した点は1つの収穫。
コース替わりで、持ち味の切れを活かせる舞台では当然巻き返しが期待できる。


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