2011年1月12日水曜日

シンザン記念回顧 2011


レース総括
■前半ミドルペースから、上がりはロングスパートの展開
■末の持続力が問われた


シンザン記念結果
レッドデイヴィス1.34.0 34.3 03-03
オルフェーヴル1.34.2 33.5 10-08
マルセリーナ1.34.3 33.9 08-06
アドマイヤサガス1.34.5 34.5 05-04
ドナウブルー1.34.8 34.4 06-06

天候:曇 芝:良
上り4F:46.8 3F:35.2
前半4F:47.2
12.2-11.2-11.7-12.1-11.6-11.2-12.0-12.0




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はミドルペースで流れて、一旦は落ち着く展開に
なったものの、3コーナーの下り坂で一気に加速して4コーナーまでがかなり
速くなり、直線部分が少し掛かるという形。

今回の特徴は、やはり前2頭が競り合ったことで作られた3~4コーナーの
速さで、そこで引っ張られる形で後続の仕掛けも早くなったために、末脚の
持続力を持っていることが重要になった。

今回は前半でそこまで引っ張られた訳ではないので、持久力という点では他に
裏付けが必要だが、この内容であれば(少なくとも適性面では)距離延長などに
対しても、ある程度つながっていくように思える。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

レッドデイヴィス
前の2頭を積極的に追い掛けて、なかなかの持続力を発揮した形。
人気のアドマイヤサガスやドナウブルーなどと比べても、前半はもちろん道中も
脚を使っている内容を示していて、位置取り的な恵まれという訳でもないので、
この結果は決してフロックなどではない。
当然この先も期待はできそう。

オルフェーヴル
前半はしっかり溜めた形で展開的には恵まれた部分はあったが、ラスト1Fは1頭
違う脚を使っているように、終いの(トップスピードの)持続力は示している。
この先は、ドリームジャーニーの全弟ということを考えると、やはり長い距離の
前半引っ張られる展開で見てみたいイメージ。

マルセリーナ
このレース単体で見たら、前半~道中は一定のスピードを維持する形で中団を
進めて、決め手を発揮した…というだけだが、前走と比べると、追走のペースが
上がっても全く同じ末脚を使えているという点で、性能の高さを感じさせる。
これはリアルインパクトの1~2戦目もそうだったが、ディープインパクトの
特徴である持久力(有酸素運動能力)の高さの表れ…という雰囲気がある。
とりあえずもう1戦注目したい。

アドマイヤサガス
この馬自身はしっかり浮上して来ているが、終いを伸び切るという部分には少し
問題がありそうなイメージ。
…ならば、もう少し前半で引っ張られる舞台で1度見てみたい感覚。

ドナウブルー
もしかしたら体調的な問題もあったのかもしれないが、周りと比べると道中は
溜めた方なので、やはり終いは物足りない印象には映る。
もしその原因がマイル戦の速いラップを刻む展開、つまり持続力(筋持久力)の
問題ということであれば、距離延長が1つの解決策になる気もするが…。
とにかくもう1戦見守りたい。


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