レース総括 |
■前半速く、道中は落ち着いて、上がり4F勝負という展開 |
■一定の持久力&末脚の持続力が問われた |
日経新春杯結果
1 | ルーラーシップ | 2.24.6 | 34.4 | 04-04-03-03 |
2 | ヒルノダムール | 2.24.9 | 34.4 | 08-08-08-06 |
3 | ローズキングダム | 2.24.9 | 34.3 | 08-08-08-08 |
4 | ナムラクレセント | 2.25.1 | 34.8 | 04-04-03-03 |
5 | ホワイトピルグリム | 2.25.9 | 35.0 | 10-10-10-10 |
天候:曇 芝:良
上り4F:46.4 3F:34.5
前半1000m:60.1
12.6-10.8-10.8-12.7-13.2-12.6-12.6-12.9-11.9-11.1-11.6-11.8
レース詳細
ラップタイムを見ると、スタート直後がかなり速い流れになり、その分道中は
一旦しっかり緩む展開で、ラスト4F~3Fに掛けて一気に加速する形で、上がりは
ある程度速くなっている。
今回の特徴は、まずは前半の速さで、そこで脚を使っている分、勝負所までの
道中で無駄な力を使わないということが重要で、結果的には持久力の高い馬が
自然と浮上する展開だったと言えそう。
またレース終盤の部分では、3~4コーナーでの大きな加速に対応するための
切れも一応問われたが、それ以上に早めの仕掛けから終いまでしっかり伸び切る
ための持続力が必要だった。
今回の内容であれば、例えば天皇賞まで考えると、もう少し高い水準の道中への
対応という裏付けが欲しいところだが、明け4歳勢の実力はやはり信頼して良さ
そうで、今年の活躍は当然期待できそうな雰囲気。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ルーラーシップ
前半で脚を使い、勝負所でも積極的に押し上げる内容でも、終いまでしっかり
伸び切っていて、やはり持久力&持続力はかなりのものを持っている。
とにかく鳴尾記念のような淀みのない展開でも、今回のようなメリハリのある
展開でも、両方きっちり勝ち切ったことは、適性面での幅の広さが窺えるし、
この先に向けてかなり大きな意味を持ちそう。
当然今後の活躍は期待できる。
ヒルノダムール
この馬としては前半でかなり脚を使っている内容で、それでも上がりの部分では
しっかり浮上出来ているのだから、地力の高さは間違いない。
それでも末脚の持続力を売りとする馬が、おそらく適性ピッタリという舞台で、
最後まで前との差を詰められないとなると、どうやったらこの相手に勝てるのか
…という感覚にはなり、今後が非常に難しくなったように思える。
何か新たな一面を見せるまでは、注意深く扱いたい。
ローズキングダム
終いはしっかり伸びて来ていて、さすがの地力は示したという内容だが、普段
加速勝負では何の問題もない馬が、一気にペースが上がったところでは少し苦し
そうな様子に見えた…という部分は少し気になる。
もちろん周りとの斤量差による相対的なものであればいいが、58kgという斤量
自体が少しでも堪えたというのであれば、この先に向けて1つ注意しておきたい
要素にはなるかも知れない。
とは言っても、今年の中心を担っていく馬であることには変わりはないが…。
ナムラクレセント
ある程度好位から進めて、終いでもしっかり脚を残しているのだから、やはり
持久力&持続力は高いものがある。
ただし大回りコースに替わってしっかり地力を見せられるということは、逆に
圧倒的な小回り適性の無さを証明しているとも言えて、今後の扱いとしても、
その点は十分に注意しておきたい感覚。
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