レース総括 |
■2頭にとっては前傾、14頭にとっては後傾レース |
■持続力&決め手が問われた |
東京新聞杯結果
1 | スマイルジャック | 1.32.5 | 33.9 | 04-04 |
2 | キングストリート | 1.32.5 | 33.8 | 06-05 |
3 | ゴールスキー | 1.32.7 | 34.0 | 05-05 |
4 | キャプテンベガ | 1.32.7 | 33.3 | 14-13 |
5 | オーシャンエイプス | 1.32.7 | 33.7 | 09-09 |
6 | シルポート | 1.32.7 | 35.2 | 09-09 |
天候:曇 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.0
前半4F:45.6
12.3-10.5-11.3-11.5-11.9-11.4-11.7-11.9
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半かなり速く、4F目までなかなかスピードの落ちない
展開で、勝負所で少し加速した後は右肩下がりの形になっている。
今回の特徴はまずは前半の速さだが、これは前2頭が飛ばす形で、3番手以降は
そこをしっかり受け流し、それ程引っ張られていないために、持久力勝負という
タイプのレースとは少しイメージが異なる。
むしろ後続にとっては、前との差を詰めるために道中から長い脚を使う必要が
あって、持続力&決め手勝負という、後半型の印象の強いレースだった。
したがって今回は、上位陣の適性面を含めた強さは一応認めていいとは思うが、
例えば同舞台のG1では前半でこれ程悠長に構えていられず、もっと引っ張ら
れるということを考えれば、地力の面で他のレースによる裏付けがどうしても
必要になってきそう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
スマイルジャック
展開的には絶好とも言えそうなポジションからの押し切りだが、馬自身としては
なかなかの持続力を発揮した形。
この馬の場合は、昨年のG1でのパフォーマンスを考えれば、地力の点でもこの
路線の上位に位置する存在であることは間違いないと思うが、このまますんなり
頂点まで到達するためには、切れか持続力か、他を圧倒する何かが1つ必要な
気はどうしてもしてしまう…。
キングストリート
この馬の位置取りでも前半はある程度受け流した格好になるが、道中~上がりの
部分ではしっかり持続力を発揮した形で、この馬の評価と共にニューイヤーSの
価値がますます上がっている…という雰囲気。
ただこの馬の場合、前半でもっと引っ張られるような展開ではパフォーマンスが
落ちるという履歴を持っているだけに、より厳しい舞台でどこまで出来るかは
微妙…という雰囲気ではある。
ゴールスキー
直線部分だけを見てもスムーズとは言えない競馬だったので、結果をそのまま
鵜呑みにはできないが、勝ち馬との比較では終始内々を通っていた内容だった
だけに、道中で少し削られた…という印象は否めない。
もちろんここが目標という訳でもなく、状態面を含めてもっと高みに到達できる
はずだが、G1を勝ち切るためには、地の強さという部分で、あと1つ上積みが
欲しいイメージではある…。
シルポート
前半控えて道中~上がりの内容だった他の上位馬とは対照的に、この馬の場合は
ハイペースから終いまで良く粘ったという内容だっただけに、なかなか価値の
ある6着だったように思う。
もちろん安田記念まで考えると、道中でもっと厳しい圧力を受けるはずなので、
一概に有力とまでは言えないが、この先少しでもペースが落ち着きそうな舞台に
出走してきた場合には、常に注目しておく必要がありそう。
ダノンヨーヨー
自身の履歴の中でも遅い部類のペースで前半を進めた格好で、持続力と決め手は
しっかり発揮している内容だっただけに、(結果的に)控え過ぎただけ…という
イメージの敗戦。
したがってもう少し引っ張られる展開で、自身も流れにしっかりつき合いさえ
すれば、直ぐにでも巻き返してきそうな雰囲気で、敢えて今回の負けを大きく
扱う必要はなさそう。次戦に注目したい。
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