レース総括 |
■ゆったりとした前半から、後半は徐々に加速していく展開 |
■一定の持久力&末の持続力が問われた |
京都記念結果
1 | トゥザグローリー | 2.13.9 | 34.5 | 03-03-04-04 |
2 | メイショウベルーガ | 2.14.0 | 34.4 | 05-05-08-08 |
3 | ヒルノダムール | 2.14.2 | 34.7 | 05-05-06-04 |
4 | ダノンシャンティ | 2.14.4 | 34.6 | 07-07-09-09 |
5 | ロードオブザリング | 2.14.4 | 34.5 | 10-10-11-11 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.8 3F:34.8
前半1000m:61.8
12.6-11.3-13.2-12.5-12.2-12.9-12.4-12.0-12.0-11.2-11.6
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半が少しゆったりした流れで、道中は多少の緩急は
あるものの平均に近い水準、3コーナー付近から徐々にペースが上がって行き、
ラスト2Fがかなり速くなるという形。
今回は前半も遅く、そこまで厳しい展開という訳ではなかったが、長くゆったり
とした道中から、終いでしっかりと決め手を発揮するということが求められて、
追走で如何に無駄脚を使わないかという点で、純粋な持久力(有酸素運動能力)
が問われたイメージ。
またレース後半は、徐々に加速していく展開の中で前との差を詰めるために、
後続に関してはある程度長い脚を使う必要があり、末脚の持続力を持っている
ということも重要だったと言える。
今回の内容だと、道中がもう少し締まって、レース全体としてフラットな展開に
なる1800~2000mに向けては他の裏付けが必要になるだろうが、それよりも長い
距離に対しては、適性的にある程度つながっていきそうな雰囲気。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
トゥザグローリー
勝負所で進路確保に多少時間が掛かった形だが、体勢を立て直しつつも最後まで
キッチリ伸び切って、持ち前の持続力を十分に発揮しており、その点だけ見ても
1枚上とも言えそうなパフォーマンスだった。
現段階では真の持久力という部分で、もう1段階上の裏付けが欲しい感じはする
のだが、適性的に天皇賞ではかなり期待できそうなイメージではある。
メイショウベルーガ
一瞬の切れに不安がある同馬だけに、徐々に加速していく展開が合っていたとは
言えるが、勝負所までにしっかり余力を残していたというのは事実だし、終いを
伸び切るということに関しては、もはや貫禄の内容。
この先どこへ向かうのか…は難しいが、適鞍では積極的に狙いたい感覚。
ヒルノダムール
終始完璧に近い挙動を示しながら、タイプ的にも持続力で勝負したい馬が、真っ
先に先頭に立つ形で、アッサリ差されたというのは意外と深刻…という雰囲気。
とにかくこの条件でもっと際どい競馬が出来ないとなると、1F距離を短縮して、
もう少しフラットな展開…くらいしか可能性が思い描けない。
この先慎重に扱いたい感覚。
ダノンシャンティ
前半掛かり気味&4角でも大きく振られたという内容で、それでも最後は良く
伸びてきているので、持久力という点での1つの裏付けにはなりそう。
一方で持続力という部分では、元々マイルの超高速持続力勝負を押し切っている
馬なので、当然のように十分な裏付けを持っていて、次戦が距離短縮&内回りで
フラットな展開になる大阪杯であれば、明らかに前進が期待できそう。
そこからさっさとイギリスへ旅立って欲しい。
ロードオブザリング
上位とはさすがに実力の差を感じるが、持久力と終いを伸び切るという部分に
関しては、この馬単体では十分評価できそうな内容。
この先相手弱化となり、ゆったりと走れる舞台(距離)では、すぐにでも勝ち
負けをしてきそうな雰囲気。
(このレベルでも展開次第では圏内に突っ込むくらいはあり得る)
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