レース総括 |
■道中が完全に締まった展開 |
■相当な持続力が問われた |
大阪杯結果
1 | ヒルノダムール | 1.57.8 | 34.4 | 08-07-07-06 |
2 | ダークシャドウ | 1.57.8 | 33.9 | 11-11-12-12 |
3 | エイシンフラッシュ | 1.57.8 | 34.1 | 11-11-09-09 |
4 | ダノンシャンティ | 1.57.9 | 33.6 | 15-15-15-14 |
5 | キャプテントゥーレ | 1.57.9 | 35.4 | 01-01-01-01 |
6 | タッチミーノット | 1.58.0 | 34.3 | 08-09-09-09 |
天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:35.3
前半1000m:59.3
12.5-11.0-12.3-12.1-11.4-11.6-11.6-11.3-11.8-12.2
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中は完全に締まった展開に
なって、上がりは右肩下がりの形になっている。
今回の特徴は、やはり(馬場が速い状態だったことを考えても)相当に速い道中
という部分で、当然のようにかなりの持続力が問われる展開だったと言えるし、
最後はかなりラップの落ちていく形で、地力が反映されやすいレースだった。
脚質的にも、この展開ではさすがに前の馬には厳しく、基本的には中団以降に
控えた馬が上位を占める結果になっていて、好位から進めた馬の巻き返しという
のは、この先の1つの狙いにはなりそうな雰囲気。
とにかく今回の内容であれば、上位馬の地力は当然信頼できるし、スピード耐性
という要素がかなり厳しく問われたことからも、この先、特にマイル~中距離の
レースに対する、1つの大きな裏付けとなっていきそう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ヒルノダムール
先頭に対して勝負所までにそれほど差を詰めていない(つまり少し溜めている)
形なので、相対的に考えると最も強い内容とは言い切れない部分もあるのだが、
単体で見れば道中~上がりでかなりの持続力を発揮していて、やはりこれこそが
この馬の真骨頂と言っていいだろう。
今回は(個人的に)この馬の今後の活躍に対する試金石という位置付けで注目
していたのだが、この内容であれば当然G1級と考えるべきだし、とりあえずの
可能性としては天皇賞秋…というイメージにはなりそう。
ダークシャドウ
前半の位置取りから考えると道中は溜めた方なので、厳しい流れへの対応という
点で、鞍上の騎乗が光ったという部分はある。
それでも締まった流れからでも終いをしっかり伸び切れることは示しているし、
単純に恵まれたという訳ではなさそうなので、一定の地力は認めておきたい。
あとはこの先、前半でもっと引っ張られた場合にどこまで浮上出来るか…という
部分を見極めたい感覚。
エイシンフラッシュ
前半はある程度楽をした格好でも、道中~勝負所ではかなり積極的に押し上げて
行き、最後も垂れそうになってからもう一踏ん張りしていたりして、今までで
最も地力を感じさせる内容だった。
勝ち馬に対しても、2kgの斤量差で、こちらは外を回す形でタイム差なしという
ことであれば、パフォーマンスとしては上という雰囲気だし、とにかく今回で
フラットな流れに対する裏付けが1つ取れたことはかなりの収穫。
この内容であれば当然この先に期待が持てるし、直線の長いコースに替わった
ところでは特に注目したい感覚。
ダノンシャンティ
単独の最後方という位置取りを考えたら、道中でもっと動いてもいいくらいの
内容で、折り合いを重視したとは言え、さすがに楽をしすぎの印象。
もちろんこれでも道中~上がりの部分ではなかなかの持続力を示してはいるが、
この馬の最高パフォーマンスの見極めという観点からは、消化不良という部分が
どうしても残る…という雰囲気。
とりあえずもう1戦見たい。
キャプテントゥーレ
前半はともかく、相当に厳しい道中を自ら作り出して、それで勝ち馬からコンマ
1秒差なら、これはもう持続力を認めるべきで、溜め→切れという展開でのみ
好走していた以前とは明らかに違ってきている。
感覚的には、前半のスピードへの対応という問題はあるかもしれないが、今こそ
距離短縮して(マイルあたりで)期待したいイメージ。
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