過去のラップタイムを調べると以下の通り。
2010 12.5-10.9-11.4-12.0-11.8-11.3-11.1-11.9
2009 13.0-11.8-11.4-12.1-11.9-11.0-11.0-11.7
2008 12.8-11.3-11.4-11.7-11.6-11.2-11.2-12.4
2007 12.4-11.4-11.1-11.7-11.6-11.4-10.7-11.9
過去4年の平均ラップタイム
12.68-11.35-11.33-11.88-11.73-11.23-11.00-11.98
1.33.15
傾向
過去の平均ラップタイムを見ると、前半はあまり速くならず、道中は極端には
緩まないものの一旦落ち着く展開で、勝負所でしっかり加速を示す形。
このレースは、コース改修後の外回り開催になってからでも、しっかり引っ張る
馬がいた年は締まった展開になってはいるのだが、それでも前傾の形とまでは
ならずに、結局は上がりの速い競馬になっている。
したがってここでは、道中の水準が決して低いわけではないので一定の持久力は
必要だが、勝負所での切れと、終いを伸び切るための持続力が問われると考えて
問題なさそう。
好走する条件
・切れ&末の持続力を持っていること
・一定の持久力は欲しい
予想
シルポートがどのような展開を作るかが鍵となるが、前の2走で飛ばし過ぎて
失敗しているという点とこの舞台の特徴を考えると、やはりある程度上がりの
速い展開を想定したくなる。
ただし道中の水準に関してはそれなりに高くなるだろうから、その部分に対応
できることを前提にして、決め手を発揮できるタイプを選びたい。
◎ダノンヨーヨー
前半はともかく、道中~上がりの部分では恐ろしい持続力を常に発揮していて、
今回ある程度ゆったりした流れになれば、前走のように3秒も後ろからという
ことはさすがにないだろうから、少しでも高い位置取りから勝ち切る可能性は
十分にありそう。普通に期待したい。
○ゴールスキー
シルポートが後傾の展開を作れば、この馬の好位差しが嵌りそうな雰囲気で、
豊栄特別のような、ある程度の水準からの切れが発揮できそう。
前走の内容は多少削られた感があって物足りなさも感じるのだが、その時とは
出来の違いは明らかで、やはりここは勝ち負けはしてきそう。
▲スマイルジャック
前走でもなかなかの地力を発揮していて、バージョンアップしているようにも
感じるのだが、このメンバーを置き去りに出来る程の切れはさすがにない。
好位から直線で前を交わすだけという競馬をすれば普通に上位だろうが、勝ち
切るまでのイメージにはならない。
注シルポート
ここ2走は明らかに前半で飛ばし過ぎの内容で、本来は前半はゆったり入って、
道中からペースアップしていく形がベストというタイプ。
今回はそれが嵌まったファイナルS&京都金杯でコンビを組んだ鞍上なので、
それと同じイメージで乗れば残る可能性は十分ありそう。
△キングストリート
ここ数戦の内容からは、ある程度引っ張られてこそという印象は受けて、今回の
流れに対しては、多少イメージが異なるのかもしれない。
ただ2~3走前に示した地力を考えると、この人気はさすがに甘く、感覚的には
積極的に拾いたくなる。
△ライブコンサート
前走などでもある程度の決め手は発揮できているが、このメンバーを相手では
さすがに分が悪く、やはりある程度引っ張られての地力勝負でこそのイメージ。
もちろん前から進めるだろうから上位に残る可能性は十分あるが、勝ち負けの
ところまではどうか…といったところ。
△ガルボ
シルポートがマイペースで行けさえすれば、自然とこの馬には向いた展開という
ことになりそうだが、タイプ的に切れを発揮するというよりかは(惰性に近い
イメージで)持続するという馬で、G1級相手では切れ負けしてしまいそう。
△リーチザクラウン
昨年のように前半である程度引っ張られて、持久力が活きる形になれば浮上も
あるだろうが、おそらく周りも止まらないという中で、それを上回る決め手を
発揮するイメージにはならない。
展開次第では可能性がある…というのでは、ここでは強くは推しづらい。
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