2011年4月10日日曜日

マーチS@阪神競馬場展望 2011


予想
何はともあれ問題は阪神開催という点だが、このコースはミドルペースから一旦
落ち着いて、道中~上がりに掛けてのスピード持続力が問われるという舞台。
したがってここでは、終いを粘れることよりも、しっかりと最後まで伸び切れる
という部分を重視したいところ。

◎テスタマッタ
元々持続力はフェブラリーSで相当なレベルを示しているし、グロリアスノアが
武蔵野Sの上がり勝負での1着からJCダートで2着したのと同じイメージで、
その時の内容は阪神1800mにはつながりそうな雰囲気。
前走は久々の状態でもまずまずの結果を残しているし、そこで叩いた上積みも
見込める今回は、十分期待していいはず。

○クリールパッション
持続力に関してはかなり高いものを示している馬だし、JCダートでもある程度
浮上できているように、前半で引っ張られすぎない阪神1800mは合う。
終いを伸び切るという部分で、勝ち切るまでのイメージには少し足りないのかも
知れないが、十分好走は出来てもいいはず。

▲キングスエンブレム
元々持続力という点では十分な内容を示している馬で、JCダート程に道中が
締め付けられることはさすがにないだろうから、今回の方が浮上はしやすそう。
休み明けの状態は気になるが、ここはやはり注目しておきたい1頭。

注メテオロロジスト
地力で考えるとここではさすがに荷が重そうにも見えるのだが、競合しそうな
相手がブラボーデイジーくらいで、枠的に絶対的に有利なこの馬が楽々先手を
取るという可能性は高そう。
あとは道中でどの程度突っ掛けられるかだが、残ってしまう場面も想像できる。

△タガノジンガロ
今の充実振りで軽視するのはさすがに気は引けるのだが、タイプ的には持続力
というよりも溜め→切れという印象の馬。
今回、適性的に未知な部分がある中で1番人気というのであれば、感覚的には
このあたりの評価に止めたくなる。

△ラヴェリータ
JCダートでもまずまず残っているので、ここの展開もこなせる可能性は十分
あるのだが、基本的にはスピード持続力よりも、溜め→切れの展開か持久力で
粘る展開の方が合っているタイプ。
それで実質トップハンデというのなら、それ程の魅力は感じない。

△マイネルアワグラス
道中~上がりの持続力ということなら、アルデバランSのパフォーマンスを
考えれば最上位扱いでもいいくらいの馬。
ただし現状でその時ほどの状態にあるのかは疑問で、信頼まではしづらい。

△ピイラニハイウェイ
一定の持続力は示している馬だが、どちらかと言うとハイペースから持久力で
浮上する形の方が合っていそうで、ここの最後の部分で主張して来れるかは
疑問に感じる。

☆インバルコ
イメージ的にはスピード持続力というよりも持久力勝負でこそというタイプで、
地力は当然高い馬ではあるが、適性的には微妙という印象。
ある程度厳しい展開になれば。

☆マチカネニホンバレ
レースを通して持続するというよりも、厳しい展開を粘るというタイプ。
ここで何とかできるのなら、平安Sでもう少しできるはず。




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