2011年5月27日金曜日

日本ダービーの傾向 2011


ダービー過去8年のラップタイム
過去(改修後)のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2010(エイシンフラッシュ:2.26.9)
12.6-11.3-12.2-12.7-12.8-13.5-13.1-12.9-12.4-11.3-10.8-11.3

天候:曇 芝:良
上り4F:45.8 3F:33.4
前半1000m:61.6
勝ち馬コーナー通過:10-09-09-11
勝ち馬上り3F:32.7


2009(ロジユニヴァース:2.33.7)
12.8-11.0-11.8-12.1-12.2-12.4-13.2-13.8-14.7-13.2-12.9-13.6

天候:曇 芝:不良
上り4F:54.4 3F:39.7
前半1000m:59.9
勝ち馬コーナー通過:03-03-03-03
勝ち馬上り3F:39.2


2008(ディープスカイ:2.26.7)
12.5-10.6-12.4-12.9-12.4-12.8-12.3-12.2-12.2-11.8-12.2-12.4

天候:晴 芝:良
上り4F:48.6 3F:36.4
前半1000m:60.8
勝ち馬コーナー通過:15-13-14-15
勝ち馬上り3F:34.2


2007(ウオッカ:2.24.5)
12.6-10.9-12.3-12.6-12.1-12.1-12.7-12.6-12.2-11.4-11.4-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.4
前半1000m:60.5
勝ち馬コーナー通過:09-11-11-08
勝ち馬上り3F:33.0


2006(メイショウサムソン:2.27.9)
12.6-11.8-13.0-12.8-12.3-12.7-12.9-12.5-12.0-11.5-11.8-12.0

天候:晴 芝:稍重
上り4F:47.3 3F:35.3
前半1000m:62.5
勝ち馬コーナー通過:05-05-03-03
勝ち馬上り3F:35.1


2005(ディープインパクト:2.23.3)
12.5-10.9-12.1-12.1-12.3-12.3-12.3-12.1-12.2-11.9-11.0-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.5
前半1000m:59.9
勝ち馬コーナー通過:15-13-12-10
勝ち馬上り3F:33.4


2004(キングカメハメハ:2.23.3)
12.5-10.6-11.3-11.5-11.7-11.8-12.5-13.0-12.5-11.5-11.7-12.7

天候:曇 芝:良
上り4F:48.4 3F:35.9
前半1000m:57.6
勝ち馬コーナー通過:06-08-07-03
勝ち馬上り3F:35.4


2003(ネオユニヴァース:2:28.5)
12.4-11.1-12.9-12.6-12.1-12.6-13.6-12.8-12.1-12.1-11.5-12.7

天候:曇 芝:重
上り4F:48.4 3F:36.3
前半1000m:61.1
勝ち馬コーナー通過:13-13-15-07
勝ち馬上り3F:35.3


過去8年の平均ラップタイム
12.56-11.03-12.25-12.41-12.24-12.53-12.83-12.74-12.54-11.84-11.66-12.24
2.26.85




傾向(過去記事の転載+α)
ラップタイムを見ると、スタート直後はやや速いくらいの流れで、向正面半ば
くらいまではほとんど緩まずに進む。
その後3コーナー手前の上り坂から4コーナーあたりまではやや落ち着いて、
ラスト3Fで一気に加速する形から、最後の部分だけ少し落ちる。

ダービーでは、上記したように多少緩む場面も見られるものの、基本的に道中の
水準は(3歳戦としては)かなり高くなっていて、当然のように相当な持久力を
持っていなければ、勝負所まで余力を残せないため、まずは話にならない。

また上がりの部分に関しては、このコースらしくかなりの加速を示す勝負所で
主張するために、切れを持っていることはもちろん大きな武器になり得るが、
それに加えて長い直線を最後まで伸び切るために、末脚の持続力を持っている
ことがかなり重要になる。

脚質的には、厳しい流れが前提となるので、やはり中心は差し馬だと言えるが、
上がりのタイム自体がそこまで速いという訳ではないので、極端な決め手を
使えることよりも、とにかく地力の面を重視しておきたいところ。

(2010年は道中極端に緩い決め手勝負になったが、その後の活躍からも上位の
地力は間違いないので、そのケースを敢えて大きく扱う必要はなさそう)


好走の条件
・相当な持久力が必要(大前提)
・勝負所での切れ&末脚の持続力を持っていること





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