レース総括 |
■前半速く、緩まない道中からの加速勝負 |
■持久力&切れ(への対応力)が問われた |
目黒記念結果
1 | キングトップガン | 2.32.5 | 36.6 | 03-02-02-02 |
2 | ハートビートソング | 2.32.5 | 36.2 | 03-04-04-03 |
3 | ヤングアットハート | 2.32.6 | 35.7 | 12-11-11-13 |
4 | トレイルブレイザー | 2.32.6 | 36.1 | 08-08-07-07 |
5 | マカニビスティー | 2.32.6 | 36.1 | 07-07-07-07 |
6 | マイネルアンサー | 2.32.6 | 35.4 | 15-15-15-15 |
天候:雨 芝:稍重
上り4F:49.3 3F:36.7
7.0-10.9-11.0-12.4-12.7-12.4-12.1-12.3-12.4-12.6-11.4-12.1-13.2
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半速く、道中も極端に緩む場面がないまま、ある程度
締まった展開になり、勝負所で一気に加速した後は、完全に右肩下がりの形。
今回の特徴は、まずは前半の速さ&道中の淀みのなさだと言えて、当然のように
一定以上の高い持久力が問われたことは間違いない。
また今回は、直線入り口での瞬間的なペースアップというのも1つの大きな特徴
となっていて、勝ち馬が(51kgという軽斤量を活かして)前を交わしつつ一気の
抜け出しを謀ったことで、それを慌てて追い掛けた後続の脚の使い所に、狂いが
生じた可能性がある…という点も見逃せない。
つまり本来はこのような展開であれば、(前の馬も余力がなくてギリギリまで
待ちたい為)それ程大きな加速を示さずに持久力&持続力勝負となり、最後まで
ジリジリ伸び切りたいようなタイプが浮上しそうなものだが、今回の場合は、
一気に力を解放して最後踏ん張る(少しでも減速を抑える)という、加速勝負
への対応力を備えたタイプに向いたと言えそう。
どちらにしても今回は、上記のように積極的に仕掛けた馬がそのまま押し切った
訳なので、結局は横山典Jの好騎乗に尽きる…という雰囲気。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
キングトップガン
やはり今回の形では斤量&鞍上の腕による部分も大きいが、それもこの馬自身が
勝負所まで余力を残していたからこそだし、大阪-ハンブルクCに続いて締まった
展開で好走した訳なので、持久力に関しては一定の評価をしておくべきだろう。
当然次戦以降では、斤量面でも条件が変わってくるはずだが、スタミナ勝負では
一応注意はしておきたい感覚。
マイネルキッツ
勝負所かなり早い仕掛けをして、先団に追いついた所で前が一気に加速→自身も
そのまま行き切るしかない状況で、結局最後伸び切れなかった…という内容。
この展開の1番の犠牲者はこの馬かも知れない…。
そう考えると、とりあえず巻き返しに期待という気持ちにもなるが、しばらくは
適鞍がない…というのが辛いところ。
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