予想
シルポートを楽に逃がしたらシブとい…というのがこれだけバレていて、他の
先行できるタイプの馬には、思い切って行けるタイプの鞍上が結構跨っている。
となれば、元々前半が速くなりやすいコースだけに、少しでも先行争いをすれば
すぐにでもペースは上がるはず。
やはり前半速い形から持久力が問われる展開を想定したい。
◎アパパネ
まず今回、一応の上位扱いを受ける馬を見渡すと、マイラーズC組の再戦という
イメージも強いが、当時この馬は休み明けの状態で、上位の牡馬の斤量が57kgに
対して、56kgを背負っており、単純に考えても2着争い以上の価値はあった。
そして前走、超ハイペース戦を浮上する形でブエナビスタを破ったというのは
当然大きな意味を持っていて、これ以上の裏付けを持っている馬は他にいない。
元々の人気と、ブエナビスタを破った事実によって当然の大人気だが、それを
否定できない実力も備えていて結局は下げられない…という状況。
○エーシンフォワード
30倍近くの単勝オッズだが、実は暫定マイル王者。
休み明けのスプリントG1と、基本的に合っていない決め手勝負の前走を負けた
というだけで、ここまでの低評価は大いに疑問。
昨年のこの舞台では大外から逃げる格好になったが、さすがに今年は少し控えた
好位ということになりそうだし、ある程度前が飛ばす形で持久力&持続力が問わ
れる展開ならば、浮上しても当然と思える。
▲リディル
前走・谷川岳Sは前半~道中がある程度厳しい展開で、それを好位から進めて、
上がりでもしっかり脚を使って押し切った…というハイパフォーマンス。
終いの部分を伸び切るという点では多少の不安はありそうだが、ここでいきなり
何か出来ても不思議ではない…くらいの裏付けにはなっている。
鞍上があまり前のスピードについていくようだと、脚が上がるかもしれないが、
前半を上手く受け流せるくらいのポジションなら、上位の可能性はありそう。
注ダノンヨーヨー
前半のスピードが足りていない時点で、安田記念では多少割引が必要になるが、
道中~上がりに掛けての持続力に関しては、特別なレベルに到達している馬。
基本的には好位~中団から抜け出した馬を残しそうな印象だが、もし勝ち切ると
したら、案外とペースが落ち着いて、それほど長くない隊列の中団で自身が
進められた場合…というくらいの雰囲気。
(ブリッシュラックが勝った年のイメージ)
△ビューティーフラッシュ
昨年の参戦はフェローシップ、サイトウィナーと同列くらいの扱いだったのが、
今年はそれらの馬をしっかり逆点した立場での参戦。
直近のチャンピオンズマイルはともかく、昨年末の香港マイルでは、そこそこ
流れる展開を好位から押し切った訳なので、一応の評価はしておきたい。
ただそのパフォーマンス自体は、過去の馬券になった馬達には及ばない内容で、
結局ここでは好走の権利がある…というくらい。
(展開面ではダノンヨーヨー&シルポートと仲が良さそう)
△スマイルジャック
前半引っ張られる展開になり、それをしっかり受け流せるくらいのポジションで
進めれば、東京新聞杯のイメージで十分浮上はしてきそう。
ただし自身も前半で脚を使う形までになってしまうと、そこまでの持続力は持ち
合わせておらず、終いを伸び切れないという事態もあり得る。
結局は展開と位置取り次第で、それが今回ピッタリ嵌るかどうか…というだけ。
△シルポート
スタート直後は比較的ゆっくり入って、道中を締めつける形から直線で粘り込む
というのがパターンだが、ここ2走の東京1400mや阪神1600mならばともかく、
東京1600mでそんな悠長な競馬が許されるとはとても思えない。
前半飛ばしてもそこそこは粘れるので、この馬を超えられるかどうかで、1つの
基準にはなり得るが、強く推せる場面ではない。
△ライブコンサート
近走は緩い流れを先行して結果を残していたりもするが、元々は厳しいペースで
地力を活かす形の方が合っているタイプ。
当然G1の流れになれば浮上しやすくなる訳だが、そこで勝ち負けを演じる程の
決め手までは持っていない。やはり掲示板くらいまでが妥当。
☆ストロングリターン
今回は前半のスピードにどこまで対応できるか…という点に注目したいだけ。
関屋記念で会いたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿