2011年7月7日木曜日

ラジオNIKKEI賞@中山競馬場回顧 2011


レース総括
■前半やや速く、道中一旦落ち着いて一気に加速…という展開
■一定の持久力&切れが問われた


ラジオNIKKEI賞結果
フレールジャック1.46.9 34.4 03-05-05-05
マイネルラクリマ1.47.0 35.0 02-02-02-02
カフナ1.47.3 34.4 09-09-08-08
ターゲットマシン1.47.4 35.2 03-03-04-03
アバウト1.47.5 35.7 01-01-01-01
ヴィジャイ1.47.5 34.5 09-09-08-08

天候:晴 芝:良
上り4F:47.2 3F:35.1
前半1000m:59.7
12.3-11.8-11.5-12.2-11.9-12.1-12.0-11.4-11.7




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は(このコースとしては)速めの流れで、道中は
極端に緩むことはないが、下り坂ということを考えれば一旦は落ち着く展開で、
その後4コーナー~直線に掛けて一気に加速する形。

今回は、前半部分が一応引っ張られる形になっていることから、まずは一定の
持久力が問われたということは言えそう。
また道中~上がりの部分に関しては、中山らしい持続力というよりかは、一定
水準での追走からの切れが問われた…というイメージ。

したがって上位の地力はある程度信頼しても良さそうだが、適性面においては
(そもそもコースが違うので当然ではあるが)この先どこへつながっていくかを
考えると、例年とは少し異なる傾向を示す可能性はありそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

フレールジャック
ある程度好位から、前半~道中は一定に近い水準で進め、上がりではしっかりと
した脚を使ったという内容。
とにかく今回は、斤量も少し楽ではあったが、3戦目で重賞を勝ち切ったという
点で、まずは素材の良さという部分を認めるべき。
当然秋も期待はして良さそうだが、適性面で言えば、今回勝負所では少し置かれ
気味にも見えて、そこからラスト1Fまでをキッチリ伸び切った…という形だった
だけに、どちらかと言うと持続力を活かしたいタイプの印象を受けた。
その点を頭に入れつつ、この先の取捨を考えたいところ。

マイネルラクリマ
番手ということもあって、前半で少し脚を使って、道中~勝負所でもある程度
積極的な形だったので、斤量も考えれば十分価値のある内容だった。
当然この先も期待できる場面はあるだろうが、イメージ的にはもう少し平坦な
舞台で、純粋に持続力が問われた方が合いそうなので、その点に関しては注意
深く見ておきたい。

カフナ
今回の条件で控えたのは少し謎だが、道中でかなり脚を使う形からでも最後も
良く伸びていて、まずまずの持続力を発揮した形。
この先は、極端な脚を使うタイプではないだけに、やはり積極的な競馬からの
地力勝負でこそというイメージで、あとはこの馬自身がどの程度の水準までなら
耐えられるか…という部分を見極めたい感覚。


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