2011年7月14日木曜日

プロキオンS@京都競馬場回顧 2011


レース総括
■前半ハイペースの、完全な前傾レース
■高い持久力が問われた


プロキオンS結果
シルクフォーチュン1.22.1 34.9 16-14
ダノンカモン1.22.5 36.2 06-04
ケイアイガーベラ1.22.7 37.1 01-01
コンティネント1.22.9 36.4 12-12
インオラリオ1.23.2 36.7 09-08
ナムラタイタン1.23.2 37.1 03-02

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.5
前半3F:33.9
11.9-10.8-11.2-11.7-11.9-12.0-12.6




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半が相当速くなり、2F目以降はほとんど一直線に近い
形で減速していく展開。

今回の特徴は、とにかく前半がハイペースになったことで、当然のように終いの
部分では高い持久力が必要だったと言える。

脚質的には、さすがに前の馬には厳しく、人気薄が上位に食い込んでいるように
差し馬有利だったと言えるが、これだけのペースなので、後ろの馬でもそこまで
しっかり脚を溜められた訳ではないため、やはり一定の地力は認めておきたい。

この先に向けては、展開的に恵まれたとは言え、1つ上の決め手を発揮した勝ち
馬はもちろんだが、人気を背負い、厳しい展開を好位から残った2、3着馬の
強さは揺らがず、当然注目し続けたい感覚。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

シルクフォーチュン
速い前半はしっかり受け流し、単体で考えても物凄い脚を使って突き抜けた訳
だが、内容的には(ある程度高い水準から)持続力を発揮したイメージになり、
他の馬とは全く別のレースをしていたという雰囲気。
したがって、一般的にも終いが崩れるくらいのハイペース戦よりも、そこそこ
高いくらいの水準から上がりもある程度の速さでまとめた方が時計は出るので、
前者のレースをこなした2、3着馬を、本当に地力で上回っているかは微妙。
ただしこの馬自身のことで言えば、パフォーマンスとしてはかなり高いし、元々
主戦場としていた1200mでも、前半引っ張られ過ぎるとどうか?という馬だった
だけに、確かに1400mの厳しいペースというのは、位置取りも極端に後ろには
ならず、他が崩れる中で持ち前の持続力を発揮できるという点で、ピッタリと
言えるのかも知れない。
そう考えればこの先も、(鞍上の理解と展開次第だが)常に今回のような競馬が
出来るのであれば、ある程度期待は持てそうな雰囲気。

ダノンカモン
休み明けでもあったし、追走自体は少し苦労していたが、いきなりこのペースの
中でもしっかり浮上して、さすがの地力を発揮した形で、これまでと比べても、
1つ上のレベルに達した印象すらある。
当然次戦以降の期待は大きい。

ケイアイガーベラ
元々速いペースで進めても、速い上がりを使えるという馬ではあるが、さすがに
33秒台というのはやり過ぎたという印象。
個人的には、内面的な部分も含めて状態の不安があるのでは?とも思うのだが、
もう少し本来の持続力を活かす内容でなければ、それも判断しきれない。
もう1戦見守りたい。


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