レース総括 |
■ゆったりとした流れから、後半はかなり加速していく展開 |
■切れ(&一定の持久力)が問われた |
神戸新聞杯結果
1 | オルフェーヴル | 2.28.3 | 32.8 | 05-05-05-05 |
2 | ウインバリアシオン | 2.28.7 | 33.2 | 07-07-07-05 |
3 | フレールジャック | 2.29.1 | 33.3 | 08-08-07-07 |
4 | スマートロビン | 2.29.2 | 34.5 | 01-01-01-01 |
5 | ショウナンマイティ | 2.29.3 | 33.5 | 09-09-09-07 |
天候:晴 芝:良
上り4F:45.5 3F:33.6
前半1000m:63.5
12.9-11.9-12.4-12.9-13.4-13.7-12.9-12.7-11.9-11.2-10.6-11.8
レース詳細
ラップタイムを見ると、スタート直後もゆったりとした流れだが、道中はさらに
極端に緩み、そこから勝負所まで加速し続けて、ラスト1Fだけ少し落ちる形。
とにかく今回の場合、ゆったりとした道中から、上がりが速くなったという展開
なので、切れを持っていることが最重要だったことは間違いない。
ただし後半の徐々にペースアップしていく展開の中で、脚を使わずにスムーズに
動いていけるかどうか…という点で、結果的に持久力の高さが物を言ったという
印象は受ける。
したがって、展開としてはスローになったが、今回の上位陣に関しては(少なく
とも距離延長の菊花賞に向けては)十分信用して良さそうなイメージで、あとは
単純に舞台が京都に替わるという点で、細かい適性を判断したい…という感覚。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
オルフェーヴル
持久力&切れを競う、ダービーの優勝馬が当たり前に勝った…というだけだが、
加速し続ける3~4コーナーで徐々に上がっていく形ながら、上がりは32秒台の
脚を使っていて、つまりこの馬にとっては道中で堪える要素は何一つなかった。
その点で改めて持久力の高さを示した印象。
ポジション的にも、今回は本番を見据えて比較的前の方で進めた内容だったし、
不安要素が1つ減ったということは言えそうで、どうやってもこれは3冠達成の
可能性が高い…という雰囲気。
ウインバリアシオン
ダービー2着馬なので浮上して当然…というレースだったが、今回の内容的には
ラスト4Fから一気に力を解放したイメージは受けて、もしかしたらこれは、京都
外回りを見据えて鞍上が試した…ということなのかも知れない。
だとすると、今回最後まで伸び切れなかったことで、本番は積極的に動くという
よりも、ギリギリまで溜める方向につながらないか?という疑念は湧き、直線で
オルフェーヴルの他にも何か残す…という可能性がありそう。
(実際に、この馬は展開にメリハリのある決め手勝負の方が合いそうに感じる)
フレールジャック
上がり勝負でしっかり決め手を発揮した内容で、もちろん力は示した格好だが、
走法的にこれ以上の距離では、もう少しゆったりしたイメージが欲しい…という
印象はどうしても受ける。
タイプ的に一瞬の切れを使うというよりも、持続力を発揮するイメージなので、
京都に替わることはプラスに働く可能性はあるが、距離延長して、道中の水準が
上がることで無駄脚を使ってしまわないか?という懸念は正直ある。
スマートロビン
スローの逃げなので恵まれた部分はもちろんあるだろうが、それでも2頭以外は
ある程度しっかり抑え込んだイメージで、純粋な持久力に関してはこのメンバー
相手でも見劣らないことを示した格好。
出来れば今回は、もう少し道中を締めつけた上でのパフォーマンスを見たかった
気はするし、走法的にももっと柔らかいイメージの走りであれば…とも思うが、
とりあえずこの手のタイプには、本番で前進が期待できそうな雰囲気がある。
しっかり注目しておきたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿