レース総括 |
■ゆったりした流れからの上がり勝負 |
■切れが問われた |
毎日王冠結果
1 | ダークシャドウ | 1.46.7 | 32.7 | 09-09-09 |
2 | リアルインパクト | 1.46.7 | 33.2 | 03-03-03 |
3 | ミッキードリーム | 1.46.8 | 32.9 | 06-07-07 |
4 | エイシンアポロン | 1.46.8 | 33.2 | 03-04-04 |
5 | セイクリッドバレー | 1.46.9 | 32.8 | 11-10-09 |
天候:晴 芝:良
上り4F:45.6 3F:33.6
前半1000m:61.1
12.8-11.5-11.8-12.6-12.4-12.0-10.9-11.1-11.6

レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ややゆったりして、道中はさらに極端に緩む展開、
その後ラスト3Fで一気に加速して、上がりはかなり速い形。
とにかく今回の特徴は、前半~道中が過去にも例を見ない程に遅くなったという
点で、純粋にこれは切れが問われた…という内容。
脚質的には、好位の馬に有利というのは当然だが、ここまで緩い展開となると、
スタート直後に(相対的に)少しでも脚を使わないで、究極的な上がりを使えた
という点で、後方の馬にも一応向いた印象。
とにかく今回の内容では、適性面ではともかく、地力の面での信頼…とかは無理
なので、この先に向けては、他のレースによる裏付けが必ず必要にはなりそう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ダークシャドウ
スローを後方から進め、直線では狭い場面がありつつも、キッチリ差した内容。
とにかくこの馬は地脚が強く、終いを伸び切る能力は相当なものという印象で、
あとはG1に向けては、一瞬の切れという部分で、超一流に対してどこまで通用
するか?…といったところ。
リアルインパクト
一瞬の切れでは抜けていた印象だが、終いを伸び切るという部分で屈した格好。
とにかくレース後の話題はダークシャドウの強さの1点だが、この馬からすれば
3歳馬ながら57kgを背負い、ハンデをあげていた立場で、それでもタイム差なし
まで粘り込んだのだから、安田記念で示した地力は健在…という雰囲気。
この馬の場合、春の時点でもスローで負けて、ペースが上がっていく毎に着順を
上げていった形だったので、かつてウオッカがそうであったように、(ラストの
ラップが落ちるような)厳しい展開でこそ…という可能性が高い。
となればマイルCSに向けては、むしろ良いスタートを切った…と捉えたい。
ミッキードリーム
終始外々を回る形ながら最後はキッチリ浮上し、スローながら地の強さは今回も
示しているが、ダークシャドウにはさすがに格負けしていた印象…。
タイプ的には、純粋な持久力という点での裏付けには乏しくて、東京2000mでの
(超一流相手の)溜め→切れ性能勝負で主張するのはなかなか難しそうなので、
天皇賞では期待するというよりも、その後を占う…という意味で注目したい。
0 件のコメント:
コメントを投稿