レース総括 |
■前半かなり速く、一旦落ち着く形からの上がり勝負 |
■一定の持久力&切れが問われた |
シリウスS結果
1 | ヤマニンキングリー | 2.04.3 | 36.5 | 02-02-02-02 |
2 | キングスエンブレム | 2.04.7 | 36.4 | 08-08-06-04 |
3 | フサイチセブン | 2.04.9 | 36.9 | 03-03-03-03 |
4 | タガノロックオン | 2.05.1 | 36.9 | 04-04-04-04 |
5 | ヒラボクワイルド | 2.05.3 | 36.3 | 12-12-12-10 |
天候:晴 芝:良
上り4F:49.4 3F:36.6
前半1000m:61.8
12.6-11.2-11.2-13.6-13.2-13.1-12.8-12.1-11.7-12.8

レース詳細
ラップタイムを見ると、前半かなり速く、道中は一旦しっかり緩む展開、その後
徐々にペースアップしつつ、ラスト3Fで一気に加速して上がりが速くなった。
今回はこのレースらしく、前半で相当に引っ張られる形になっているため、当然
後半部分では一定の持久力が問われるレースだったと言える。
また上がりが過去最速の36秒台になっているように、勝負所までがじっくり…
という展開になっているので、どちらかと言えば、持続力<切れのイメージで、
例年以上に"溜めが効く"ということが重要になった印象。
今回のレベルに関しては、過去のレースと比較しても、上位陣の実力は信頼でき
そうだが、適性面では、例えば1800mに短縮して展開的にもっとフラットな形に
なった場合に、それに対応できるかどうか…という点で、この先しっかり注目
しておきたい感覚。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ヤマニンキングリー
芝ではあと1つ決め手が足りない馬だが、ダート馬が相手となると断トツの切れ
…という扱いになる模様。
今回は番手から進めて、前半からかなり脚を使う形だったが、それでも直線でも
しっかりと決め手を発揮できていて、当然これは強い内容だったと言えそう。
この先はやはり(芝では示しているが)道中の締まった展開でどこまで出来るか
…という点を確認したいところで、このままいきなりG1となると扱いが難しく
なるので…出来ればみやこSあたりでもう1度見てみたい。
キングスエンブレム
速い前半は少し控えた形だったので、展開的には恵まれた部分もあるだろうが、
久々の状態でしっかり浮上できているので、やはり溜め→切れ性能は高い印象。
昨年はみやこSレベルの道中には対応して、JCダートレベルでは結局厳しく
なった…という形だったが、今年はその点での成長があるかどうか、しっかり
注目したい感覚。
フサイチセブン
速い前半にしっかりつき合った格好で、最後もまずまず粘っているので、一定の
地力は発揮したと言える。
それでも今回の内容を見る限り、一瞬の切れという点では、性能的に上位2頭に
譲る…という印象で、この馬の場合、もう少しフラットな展開での持続力の方で
勝負したいイメージ。距離短縮で期待したい。
タガノロックオン
そこそこ引っ張られるポジションから、そこそこ粘ったという形…。
内容的には(馬場の違いがあるとはいえ)JDDと同等のパフォーマンスだった
ので、この手の緩急がハッキリした展開では、これが限界なのかも知れない。
となれば、やはりこの馬の場合、もう少しフラットな展開で持続力を活かした
方が良さそうな雰囲気で、とりあえずは距離短縮で…ということになりそう。
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