レース総括 |
■前半ミドルペースから、早仕掛けの展開 |
■持続力→持久力が問われた |
武蔵野S結果
1 | ナムラタイタン | 1.35.2 | 35.5 | 06-05 |
2 | ダノンカモン | 1.35.3 | 35.8 | 03-03 |
3 | アドマイヤロイヤル | 1.35.4 | 35.4 | 10-07 |
4 | ダイショウジェット | 1.35.5 | 35.8 | 04-05 |
5 | ヒラボクワイルド | 1.35.8 | 36.2 | 04-03 |
天候:晴 ダート:稍重
上り4F:47.8 3F:36.0
前半4F:47.4
12.2-11.2-12.0-12.0-11.8-11.4-12.2-12.4
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はこのレースとしてはゆったりした流れで、その分
道中がそれほど緩まない形から、勝負所では早めにペースアップしていく展開に
なって、最後はかなり減速している。
今回は前後半イーブンに近い流れで、大雑把に言えばスピード持続力勝負という
ことになるが、展開の詳細を見ると、サクセスブロッケンが勝利した2009年の
フェブラリーSと似ているラップになっていて、その時と同様に"仕掛けの早さ"
というのが大きな特徴となっている。
'09フェブラリーS 12.7-10.5-11.9-11.9-11.8-11.3-12.1-12.4
つまりペース自体はそこまで厳しい訳ではないものの、しっかりとギアチェンジ
する間もないまま勝負所に突入したことで、各馬の脚の使い所が狂って、特に
(切れを備えた)実力馬が他と差をつける(差を詰める)ことが困難になった。
その結果、地は強くても普段は絶対スピードや加速で劣勢となってしまうような
タイプが(相対的に)浮上しやすくなり、実際に両レースで、ともに一本調子な
サクセスブロッケン&ナムラタイタンが勝っていることも頷ける。
この展開からJCダートに向けては、前半を上手く受け流し、道中~上がりでの
持続力を発揮する形でつながる可能性もありそうだが、距離延長ということで、
もう少し純粋なスピード(切れ)性能という部分で、他のレースによる裏付けを
持っていることが条件にはなりそう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
ナムラタイタン
ある程度好位の外を追走し、最後ラップの落ちた所で止まらない強みを発揮して
頭まで浮上した格好。
とにかく今回は、展開的にこの馬の地の強さを活かしやすいレースだったので、
これが他の条件につながるかどうかは微妙…という雰囲気。
トラブルで出走はないと思うが、JCダートに出たとしても、(積極的な競馬で
ある程度は粘り込む可能性もあるが)上位には結局スピードで負けそうな印象。
ダノンカモン
早仕掛けの展開を積極的に押し上げ、最後は交わされたものの良く粘った内容。
単純に脚の使い所の問題に思える。
この馬の場合は、元々溜め→切れを発揮できているタイプだし、持続型の展開も
こなせる地力も示していて、例年通りの1強ムードならば、JCダートでも好走
できそうな雰囲気はあるが、今年の3強の中では、結局その次を争うところまで
なのかも知れない…。
アドマイヤロイヤル
内を回ってこられたのは大きいだろうが、早仕掛けにもしっかりついて行って
直線も浮上できているので、なかなかの持続力は発揮した内容。
これはパフォーマンスを更新してきたものと考えたい。
あとは前半でもっと引っ張られてどうか…というのはあるが、とりあえず次戦
以降、しっかり注目しておきたい感覚。
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