レース総括 |
■ミドルペースからの2段階(ロング)スパート |
■持久力&末の持続力が問われた |
アルゼンチン共和国杯結果
1 | トレイルブレイザー | 2.31.5 | 35.5 | 06-06-06-04 |
2 | オウケンブルースリ | 2.31.7 | 35.1 | 15-15-14-12 |
3 | カワキタコマンド | 2.32.2 | 36.3 | 03-03-03-02 |
4 | カリバーン | 2.32.5 | 36.3 | 07-08-08-05 |
5 | ビートブラック | 2.32.5 | 36.1 | 12-12-11-08 |
6 | キングトップガン | 2.32.5 | 35.9 | 14-13-13-12 |
天候:曇 芝:良
上り4F:47.7 3F:35.7
7.3-11.1-11.7-12.2-12.6-12.6-12.5-11.9-11.9-12.0-11.5-11.7-12.5
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中は一旦しっかり落ち着き、
その後3コーナー手前から一気にペースが上がり、勝負所でもしっかり加速する
2段階スパートの展開で、ラスト1Fはしっかり落ちる形。
今回の場合、このレースとしては前半ゆったりした方だが、その分後半は2回の
振るい落としが入り、最後はしっかり減速していることからも、持久力の高さは
十分に問われたと言えそう。
また後続にしてみれば、一瞬落ち着いたラスト4F~3Fもしっかり詰めているので
かなり長い脚が問われた印象で、当然持続力を備えていることも重要になった。
今回は、前半のスピードや決め手が問われておらず、場合によってはレースを
選ぶかも知れないが、この展開であれば上位の地力は信頼できるため、この先、
確実につながってくる場面はありそう。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
トレイルブレイザー
好位から進めて、3~4コーナーはしっかり追い掛けた形で、直線でもジワジワ
離していくという内容。
それでいて最後もしっかりブレない走りが出来ていて、明らかに春よりも体が
しっかりしてきた印象を受ける。
当然これはパフォーマンス更新と考えて、この先に期待…ということになるが、
前走でも最後差されているように、速い上がりを伸び切る…という部分、つまり
ラスト1Fに課題はありそうで、次戦以降、その点には注意しておきたい。
オウケンブルースリ
後方から進めて、勝負所は積極的に押し上げ、直線では軌道修正しつつしっかり
伸びて、最後もジワジワ詰めた…という内容。
前走の上がり勝負だけではなく、この展開でもしっかり浮上してきたのだから、
一時期よりも格段に良くなったことは間違いない。
ただこの馬本来の終いまでトコトン伸び切る…という直線での破壊力に関しては
正直、まだまだ物足りない印象を受ける。
JCでも当然浮上はしてくるだろうが、勝ち切る寸前まで行った2年前の水準
まで仕上がるのか?という点では半信半疑…。
カワキタコマンド
好位から進めて、1段階目のスパートにも直ぐに取りつき、早め先頭に立つ形。
直線では上位2頭にはアッサリ交わされたものの、最後までゆったりした自身の
ペースを守り抜いて、しっかり粘っている…という内容。
今回は勝負所でも十分な余力が感じられたし、持久力はかなり高そうな印象を
受けて、飛びの大きな走法的にも、これは超長距離のイメージが自然と浮かぶ。
…ステイヤーズSで待ち構えたい感覚。
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