参考:新潟大賞典(2002~2011年)平均ラップタイム
12.63-11.17-11.53-11.69-12.39-12.42-12.05-11.63-10.96-12.01 1.58.48
参考:新潟記念(2002~2011年)平均ラップタイム
12.92-11.18-11.69-11.76-12.40-12.34-11.72-11.45-10.73-12.22 1.58.41
傾向
何はともあれ、今年は新潟での代替開催となったので、同舞台の重賞・新潟記念
&新潟大賞典のラップタイムをまずは参考としたいところ。
両者のラップを見れば、前半ミドルペースくらいの流れで、道中は一旦落ち着く
展開になるが、4F目までなかなかスピードが落ちないために、その部分である
程度引っ張られて、結局は一定の持久力が問われることになる。
その後はこの舞台らしく、かなり加速していく形になっていて、当然勝負所での
切れと、(長い直線を伸び切るために)末脚の持続力が必要となる。
大まかな傾向としてはこの程度だが、今回更に問題になるのは、この時期の荒れ
馬場で開催されて、傾向がどう変化するか?という部分。
さすがに夏の絶好馬場で行われる新潟記念よりかは、まだ気温の上がりきらない
時期に行われる新潟大賞典と近い傾向になるとは思うが、実際に2つのラップを
比べてみると、後者の方が前傾度が高く、地力が問われる展開になっている。
もちろんペースそのものは集まるメンバーにもよるが、往々にして馬場が悪く
なれば、実質的な流れは速くなることが多いので、それほど的外れな想定という
訳でもないはず。
したがってここでは、基本的に先行馬よりも差し馬中心と見て、特にある程度
高い水準の道中→決め手を発揮できる…というタイプをイメージしておきたい。
好走の条件
・一定の持久力が必要
・切れ&末脚の持続力があること
予想
◎セイクリッドバレー
高い水準の道中から決め手を発揮する…ということはもちろん示している馬で、
新潟大賞典⇔新潟記念の比較では、前者を勝っているのだから当然有力な存在。
とにかく単純なパフォーマンス比較では頭1つ抜けている印象で、他の馬の能力
更新…とかがなければ(上積みが小さければ)、勝ち切る可能性は高いはず。
○ヤングアットハート
相当締まった展開になった新潟大賞典でもしっかり浮上できているし、一定の
持久力&決め手という点で比較すれば、ここでも普通に上位に扱える。
少し間隔が空いたので状態面は気になるが、春と同じ斤量で出走できるし、4歳
秋になって、多少なりとも成長があれば可能性は十分。
▲アドマイヤコスモス
同舞台赤倉特別では一定水準からの決め手という部分をしっかり示しているし、
ここへの適性という点では問題ないが、このメンバーで頭まで抜けるためには、
もう1段階パフォーマンスを上げる必要がある。
今回その可能性ももちろんあるのだが、トントン拍子の昇級で、相対的に斤量を
背負う方の立場になったし、評価としてはこのあたりに止めておきたい。
注サンライズベガ
この舞台では、締まった展開でも緩い流れでも問題なく好走していて、今年の
好走&惨敗を見てきた限り、とにかくマイペースで(ゆったりしたフォームを
崩さないで)走れさえすれば、持久力&持続力を発揮できるらしい…。
極端な飛ばし方をする馬がいない今回は、当然条件には嵌るはず。
△メイショウカンパク
終いを伸び切ることに関しては十分なものを見せている馬だし、かなり締まった
展開になった大原Sでも浮上はしてきており、地力という点でも一定の水準は
クリアしているように思える。
それらの合わせ技という形だが、今回上位に食い込む可能性はあっていいはず。
△ダンツホウテイ
大阪城Sなどで一定の地力は示している馬だし、地脚が強く終いの部分を伸び
切ることもできるタイプ。
2000mなので純粋な持久力という点で少し心配はあるが、適性的にここで浮上
してくる可能性は十分ありそう。
☆モンテエン
前走はかなり緩い流れの中で決め手を発揮できたが、前々走の天の川Sの内容
からは突き抜けられるような切れを感じなかったし、ここは地力勝負になって、
どこまで粘れるか…というところまでに思える。
☆マイネイサベル
道中マイペースで走る形から、決め手を発揮するというのは見せている馬で、
この舞台には一応合っている印象だが、ここの水準をこなせるかどうか…。
軽斤量を活かして、パフォーマンスの更新があれば。
☆マイネルスターリー
決め手とかはないものの、この舞台ではまずまずの内容を示したこともあって、
地力が問われる展開であれば可能性は一応ある。
ただし大得意な北海道の、(スローの札幌記念はともかく)函館記念で今年は
何も出来ておらず、今の状態がどこまで信頼できるのか…といったところ。
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