2011年11月12日土曜日

武蔵野S展望 2011


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2010 12.3-11.5-12.1-12.3-12.6-12.0-11.8-12.0
2009 12.4-10.7-11.5-12.0-12.2-12.1-12.0-12.6
2008 12.3-10.8-11.6-12.1-12.5-12.3-11.8-12.6
2007 12.7-10.8-11.8-12.1-12.4-12.0-11.7-12.0
2006 12.4-11.2-11.6-11.8-12.0-11.6-12.0-12.7
2005 12.5-10.8-11.2-11.2-11.8-12.1-12.9-12.7
2004 12.2-10.5-11.1-11.8-12.4-12.7-12.1-12.6
2003 12.1-11.1-11.5-11.9-12.2-12.1-12.3-13.0

過去8年の平均ラップタイム
12.36-10.93-11.55-11.90-12.26-12.11-12.08-12.53
1.35.71




傾向(過去記事の一部修正)
過去のラップタイムを見てみると、前半がかなり速く流れていて、その後道中も
なかなかスピードの落ちない展開になり、勝負所ではそれ程加速せずに基本的に
一定のスピードを維持しつつ、ラスト1Fだけは落ちる形。

道中が多少落ち着く年もあり、勝負所である程度切れが必要な展開になることも
あるレースだが、基本的には前半~道中が速い展開を想定していい舞台で、そう
なると、持久力&持続力を備えていることが必須だと言える。

脚質に関してはやはり前半のペースによるところが大きいものの、極端に後ろ
からではさすがに厳しいので、速いペースをある程度好位で受けられるタイプが
有利になっていて、そのためにはやはり地力の高さが必要になる。


好走する条件
・持久力&持続力があること


予想
今回はメンバー的に落ち着く可能性も考慮する必要がありそうで、このコース
なので地力が大前提というのはもちろん変わらないが、ある程度速い上がりも
使える…というタイプの方が信頼はできそう。

◎ダノンカモン
スローの昨年も好走しているし、フラットな展開のフェブラリーSも浮上して、
前走・超ハイペースの南部杯では限りなくG1制覇にまで近づいた。
実力的にも適性的にも全く問題は見当たらず、ここは当然最有力候補。
とにかく未だに重賞すら勝っていない違和感を消して欲しい。

○シルクフォーチュン
前走は厳し過ぎる展開で、道中ではかなり脚を使う形ながらしっかり浮上して
地力を示したし、今回もう少しフラットな展開に近づいて、上がりの脚を活か
せるくらいの流れになれば、明らかに前進が期待できそう。
スタートやポジションの問題で、ダノンカモンと比べてどうしても安定感を欠く
ため2番手評価にはしたが、ルメールJで、もし好位で折り合っていたら突き
抜ける可能性もあっていいはず。

▲テスタマッタ
とにかくこの馬にはフェブラリーSでのハイパフォーマンスがあるので、58kg&
休み明けでも一定の格は認めておくべきだし、前走でそれに肩を並べるレベルの
内容を示した2頭以外に対しては当然威張っていいはず。単純に状態だけ。

注クリールパッション
前走は超ハイペースで引っ張られて浮上できなかったが、絶対スピードが比較的
楽だったフェブラリーSでは(前とは差があるものの)自身はしっかり持続力を
発揮した内容を示しているし、単純なパフォーマンス比較では上位に扱える。
上の馬とはさすがに差を感じるが、積極的な競馬なら浮上の可能性はあるはず。

△ダイショウジェット
基本的には地力で差してくるタイプなので、ペースが落ち着くと周って来るだけ
にもなりかねないが、この舞台のG3ならやはり上位に扱っておきたい存在。
前走のハイペースに引っ張られた"惰性"で行き脚がつけば、良いポジションに
つけられる可能性もあっていいはず。

△タイセイレジェンド
同舞台オアシスSでは、ハイペースを積極的に攻めた内容で良く粘って、地力を
示しているし、休み明けの前走は、スローの恵まれた形の逃げ切りではあるが、
スムーズな加速を見せて、性能の高さは感じられた。
この相手に対してはさすがに地力の面で物足りなさはあるが、ペースが落ち着く
ようであれば、前進の可能性もあっていいはず。

△ナムラタイタン
オアシスSではハイペースをしっかり浮上して勝ち切り、十分な地力を示して
いるし、上位3頭を除けば普通に上位に扱える存在。
ただしワンペースなイメージがある馬なだけに、今回流れが落ち着いた場合に
切れを発揮できるかは微妙…といったところ。

☆アドマイヤロイヤル
ここ2戦で切れは十分示しているので、ペースが落ち着くのであれば可能性と
してはあるのかも知れないが、地力面での裏付けには全く乏しい。
それでいてシルクフォーチュンと肩を並べようかという人気…には驚き。





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