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各競馬場のコース特徴


2011年12月31日土曜日

有馬記念回顧 2011


レース総括
■超スローからの上がり勝負
■切れ(&末の持続力)が問われた


有馬記念結果
オルフェーヴル2.36.0 33.3 11-10-08-05
エイシンフラッシュ2.36.1 33.6 05-05-06-05
トゥザグローリー2.36.1 33.3 08-07-10-08
ルーラーシップ2.36.2 33.2 11-10-11-11
トーセンジョーダン2.36.3 33.9 03-03-03-03
ヒルノダムール2.36.4 33.7 06-07-08-08

天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:34.0
6.8-12.0-12.4-12.1-13.1-14.4-14.3-13.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.3




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半からゆったりした流れになり、道中は元々落ち着き
やすい1~2コーナーが極端に緩む展開、その後向こう正面半ばでペースアップ
して、勝負所でさらに加速→最後までかなり速いスピードを維持する形。

何はともあれ今回の特徴は、過去数十年遡ってもめぐり会えない道中の遅さで、
さすがにこのペースだと持久力という部分はほとんど問われず、単純に切れと
(一応)終いの持続力…という戦いだった。

脚質的には、普通に考えれば前有利となりそうなものだが、これ程までに緩く、
展開も動かない形ともなると、位置取りよりも、純粋に上がりの性能の高さが
物を言ったイメージで、それを発揮するために、勝負所、自分のタイミングで、
早めにトップスピードに到達する…ということが重要になった。

その意味では、固められて全く内が伸びなかった訳ではないにしても、きれいな
馬場でスムーズに加速できたという点で、外目を通った馬に向いた印象。
(もちろんゴチャつかないというのも大きかっただろうが…)

さすがに今回の内容だと、結果をどの程度信頼していいか微妙…という雰囲気に
なるが、スローを後方から捲くってそのまま押し切ったオルフェーヴルはやはり
強く、当然来年は同馬中心…となることは間違いなさそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

オルフェーヴル
捲くる形から、上がりの速い展開を、さらに上を行く上がりを使って、最後まで
伸び切った内容で、相当な持続力を発揮した格好。
今回はスローだったが、この馬の場合、今までに持久力は十分に示しているし、
とりあえず現状は何の問題もなく、素直に来年の大活躍に期待したいところ。
…特に書くこともない。強い。

エイシンフラッシュ
勝負所までじっくり進めて、直線でしっかり決め手を発揮した内容。
今回は単純に相手が悪かったと言うしかない…。
この馬はダービー以来、なかなか勝ち切るところまではいかないが、その時の
イメージとは現状少し違い、広いコースでも十分な決め手を発揮できておらず、
むしろ(ゆったりした走りというよりも)細かい脚使いが出来るタイプなだけに
小回り(内回り)の方が結果を出せる…という可能性はあるのかも知れない。
そう考えると、再度勝利を期待できそうなのは大阪杯あたり…の雰囲気。

トゥザグローリー
終いをしっかり伸び切って、持ち前の持続力は十分に発揮した内容。
今年1年を通してのパフォーマンスを考えると、前半ゆったり入れるか、勝負所
素直な脚の使い方が出来る展開でこそ…というイメージで、来年もレース毎に
適性面で上げ下げを考える…ことが特に重要になりそうな1頭。

ルーラーシップ
休み明けだったことを考えれば、これだけ緩んだことが功を奏した印象だが、
しっかり浮上してきたこと自体はやはり評価しておきたい。
この馬の場合、ゆったりとした走りをして、終いの持続力を活かしたいタイプ
なだけに、イメージ的にはやはり1度、超長距離で見てみたい気持ちはあって、
来年は是非とも天皇賞への出走を期待したいところ。

トーセンジョーダン
今回に関しては、展開が違ったとしても最後踏ん張れたかどうか分からないが、
この馬にとっては、さすがに上がりが速過ぎた印象…。
当然次戦以降、地力勝負の方へ傾けばすぐにでも巻き返しを期待していいはず。

ブエナビスタ
ここまで何も主張できないとなると、さすがに状態面の問題があったのかも知れ
ないが、終始(相対的にはやはり)荒れた内を通って、直線でも閉じ込められた
格好だったので、思うような脚の使い方ができなかったことは事実…。
どちらにしても、今回で引退。
3冠馬へのスムーズな引継ぎも出来て、来年の競馬界へ対して何の憂いも残さな
かった格好で、ある意味、最後まで完璧っぷりを見せつけた…とも言えそう。
当然産駒にも大いに期待したいところ。

ヴィクトワールピサ
この馬も今回で引退。
ハイペース経験とかがないので、どんな展開でも必ず来るような絶対的な存在
とまではならなかった印象だが、「ドバイWC制覇!」…それだけでいい。
レーティングの低さ…とかは言われても、「日本馬の初勝利」…その価値だけは
この先も絶対に変わらない。高く高く評価しておきたい1頭。



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