2012年8月12日日曜日

関屋記念展望 2012


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2011 12.5-10.5-11.5-11.7-11.6-11.8-10.9-12.1
2010 12.7-11.3-12.2-12.0-11.5-10.6-10.3-12.3
2009 12.2-10.8-11.6-12.3-12.1-11.3-10.7-11.7
2008 12.6-11.3-12.1-12.3-11.6-11.0-10.0-11.9
2007 12.8-10.6-11.0-11.2-11.7-11.8-10.3-12.4
2006 12.9-11.0-11.7-11.7-11.7-11.3-10.1-12.1
2005 12.3-10.7-11.6-11.9-12.0-11.3-10.6-11.9
2004 12.5-10.8-11.5-12.0-11.6-11.2-10.6-12.1
2003 12.2-10.7-11.4-11.7-11.1-11.9-10.9-11.9
2002 12.5-10.6-11.3-12.0-11.6-11.1-11.0-11.7

過去10年の平均ラップタイム
12.52-10.83-11.59-11.88-11.65-11.33-10.54-12.01
1.32.35




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、道中は
基本的に一旦落ち着く展開となり、直線で加速して上がりはかなり速くなる。

ここでは、舞台のイメージ通りにやはり切れがあって、上がりの性能そのものが
高いということがまずは重要で、展開頼り…というだけの馬ではなく、自ら押し
進んで行けるようなタイプが中心になることは間違いない。

ただし(形としては落ち着くものの)道中の水準自体は意外と高くなっていて、
単純に上がりのみに注目するというよりかは、追走部分で(脚を使わされずに)
楽に進められるだけの持久力を備えている…という点にも注目しておきたい。


好走する条件
・一定の持久力は必要
・切れ&末の持続力があること


予想

◎ゴールスキー
この馬に関しては、マイルCSでのベストパフォーマンス以来、どの舞台に出走
しても(個人的に)何となくピンとこない、適性的に嵌ってない雰囲気だった。
そこで過去の経歴を見直すと、水準の高い道中→決め手を発揮した内容で、一皮
向けたような印象を受けた豊栄特別というのが目に留まる。ここなのでは!
同舞台で、一流に近づいた頃の走りを取り戻す…という場面を想像してみたい。
積極策を期待したい。

○ドナウブルー
好位から持続力を発揮するというタイプだが、この馬の場合は単純に粘りが身上
という訳ではなくて、溜めれば十分な決め手も発揮できる。
元々中身の良さを感じさせる馬で持久力に関してもおそらく問題ないし、人気し
過ぎの感はあるが、ここはやはり好走してきそうな雰囲気ではある。

▲スマイルジャック
実力的にも適性的にも当然ここでは上位の扱いをすべきで、単純にここは従来の
力を発揮できるかどうか…という1点。
そこで適性外の前走はともかく、安田記念の内容を見れば、まだまだ十分に出来
そうなパフォーマンスを示しているし、斤量は気になるものの、ここはもう1度
注目してみたい感覚。

注メイショウカンパク
持久力という部分では、2000mの重賞で好走出来るのだから当然有利な立場には
なるし、タイプ的にもこの馬の上がりでのスムーズな伸びは、やはりこの舞台に
当てはまるイメージ。
ただし今回は1600mで、いつも通り後ろからの競馬をすると、差を詰めるために
道中で脚を使い過ぎて末が鈍る…という懸念は少しある。

△マイネイサベル
一定の道中→決め手という形は得意だし、福島記念@新潟でも結果を残せている
という部分で、持久力的にも十分こなせて良さそう。
好位につけて、ペースが落ち着いた場合、勝ち切る可能性まであっていい。

△エアラフォン
昨年も後方からの競馬でしっかり好走して、終いを伸び切れるところをしっかり
示したし、ここでの浮上は確実とは思える。
ただし今年の場合、少し落ち着いた流れになる可能性もありそうだし、好位から
脚を伸ばすタイプを、全て交わし切れるかは微妙な印象。

☆レインボーペガサス
一定の持久力と上がりという部分で、やはり1つの格を持っている馬だし、いき
なり好走してくる可能性もやはりありそう。
それでも今回は、昨年とは違ってしっかり後傾の展開になる可能性があるので、
状態以前に単純に切れ負け…ということもあり得る。





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