2012年9月16日日曜日

ローズS展望 2012


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2011 13.0-11.6-12.1-12.6-12.4-12.3-11.2-10.9-12.0
2010 12.2-10.6-11.3-12.6-12.4-12.4-11.6-11.0-11.7
2009 12.4-10.9-11.2-11.8-11.8-11.4-11.4-11.6-12.2
2008 12.3-10.7-11.4-12.5-12.1-12.1-12.2-11.7-12.3
2007 12.9-11.1-11.6-12.4-12.4-12.1-11.2-11.0-11.4

過去5年の平均ラップタイム
12.56-10.98-11.52-12.38-12.22-12.06-11.52-11.24-11.92
1.46.40




傾向(過去記事の一部修正)
過去の平均ラップタイムを見てみると、前半ある程度速く、道中は一旦落ち着く
展開で、勝負所でしっかり加速して上がりが速くなっている。

一方で各年のラップを個別に見ると、レースを通して淀みのない持続力勝負や、
完全な前傾レース、道中の緩い切れ勝負など、実にバラエティに富んだレース
展開が毎年のように出現している。

そうなると、適性面で絞るというのはかなり難しいイメージになってしまうが、
実際に勝ち負けしている馬に目を向けてみると、毎年どの馬も一定以上の上がり
水準をクリアしていて、結局はコースの特徴にしっかり沿った形になっている。

したがって、(速くなりやすい)前半で引っ張られても勝負所まで余力を残せる
…という部分に一応注意を払いつつ、切れ&末脚の持続力をしっかり発揮できる
ことを、とりあえず重視しておきたい。


好走する条件
・一定の持久力は必要
・切れ&末の持続力があること


予想

◎ジェンティルドンナ
負けたレースは結局、"脚を取られる馬場"という条件だったので、台風の影響で
天気が崩れた場合どうか…とも考えたが、予報ではそれも大丈夫そう。
33秒台の上がりこそないものの、展開&位置取りによらず常に一定水準以上の
上がりを示していて、実力的にも春に1枚上というところを示した訳だし、当然
ここは期待していいはず。
気掛かりと言えば、何となく(前哨戦はキッチリ負ける)アパパネにイメージが
重なる部分で、実際に今回は大幅馬体増が確実…というような立ち写真。
もちろん迷信では下げないが、果たして…。

○ラスヴェンチュラス
とりあえず、まったく走れてない…と思えた春と比べれば、ここ2戦は見違える
ような走りをしていて、一応は道中そこそこの水準→決め手というのを、新潟で
しっかりと示してきている。
ラスト1Fを伸び切るという部分に課題はあるかも知れないが、加速勝負であれば
上位2頭に割って入る可能性も十分ありそう。

▲ヴィルシーナ
マイルながら道中13秒台を並べたクイーンCでは好位からしっかり速い上がりを
使ったが、基本的には持続力を活かしたいというタイプなので、瞬間的な加速が
得意なイメージではない。
もちろん実力的にはどう考えても上位なので、当然好走はしてくるとは思うが、
勝負所で少し遅れを取る…という事態は一応考慮しておきたいところ。

注スピークソフトリー
一定水準→決め手という条件で探せば、一応しっかりピックアップできる馬で、
突き抜ける程の上がりではないものの、常に安定した末脚を繰り出している。
実力的にも、上位馬が全て重賞を制しているチューリップ賞で、僅差の5着に
入っていて、ここでも普通に上位に扱っていいはず。注目したい。





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