過去のラップタイムを調べると以下の通り。
2011 12.3-10.8-11.3-10.9-10.4-11.9-11.8
2010 12.3-11.0-11.3-11.7-11.6-11.6-11.5
2009 12.4-10.8-11.5-11.4-11.1-11.4-11.7
2008 12.2-10.9-11.2-11.1-10.9-11.5-12.1
2007 12.0-10.6-11.1-11.5-11.6-11.4-12.5
2006 12.1-10.9-11.5-11.3-11.0-11.7-11.8
2005 12.4-10.6-11.3-11.3-11.4-12.0-12.5
2004 12.2-10.5-11.6-11.6-12.1-11.5-12.4
2003 12.0-10.6-11.3-11.2-11.6-11.6-11.9
2002 12.2-10.6-11.0-11.2-11.4-11.7-11.7
過去10年の平均ラップタイム
12.21-10.73-11.31-11.32-11.31-11.63-11.99
1.20.50
傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見れば、前半からある程度速く流れていて、道中はほとんど緩む
ことがない淀みのない展開で、上がりは徐々に減速していく格好になっている。
(前後半で言えば基本的には前傾、しばしばイーブンという形)
このレースの特徴は、他の1400mと比較すると(3コーナーの下り坂にあたる)
4F目が速くなりやすいということで、レースのちょうど中間地点で各馬が息を
入れられないために、相当なスピード持続力が必要となる。
したがってこの舞台では、(1200mのスピードでは速すぎて、1600mでは持久力
的に持たないような)1400mのスペシャリストがいれば当然ベストと言えるが、
その次を考えた場合、やはり道中のスピードに耐えられることが必須なので、
前半or道中をゆったりと進めたいようなマイラータイプよりかは、距離適性に
多少幅のあるスプリンタータイプの方が合う。
脚質的には、これだけの淀みない流れなので、ラストの落ち込み具合によっては
後方の馬がまとめて差し切るような展開も考えられるが、逆に速い道中によって
差し馬の脚が削られて、結果的に前が残るという形も十分あり得る。
したがってここでは脚質から予想に入るのは危険で、とにかくまずは適性面での
取捨から…という順序を心がけたい。
好走の条件
・高い持続力を持っていること
予想
◎グランプリボス
昨年は海外帰りで結果を出せなかったが、その後の阪神Cでは道中でここよりも
さらに脚を使って好走しているので、展開自体は問題ないはず。
今年は更に、長い距離のスピードレースを叩いての参戦になるので、距離短縮の
タイミング的にもかなり嵌りそうなイメージ。
出遅れとかがなければ、普通に勝ち切っていいはず。期待したい。
○レオアクティブ
ここの平均よりも道中が断トツで速くて、1400mを1分18秒9という日本レコード
以上のスピードで通過したレースを快勝しているのだから、締まった展開という
部分では全く問題にならないはずで、ここでも十分浮上が期待できそう。
ただしイメージ的には、周りが止まるような展開を地力で差すという方が合って
いそうなので、京都よりも阪神という気はしないでもない。
▲テイエムオオタカ
1200mの締まった展開を問題なくこなして、尚且つ、もう少し長い距離で溜めを
効かすことも出来る馬なので、この舞台で粘り込む可能性は十分にあっていい。
ゼロスあたりがどのくらい積極的な競馬をするかにもよるだろうが、直線入って
セーフティリード…という形に比較的なりやすい舞台ではあるので、あまり人気
しないようであれば特に注意しておきたい。
注サンカルロ
持続力が相当に高く、1400mというだけでとりあえずはピックアップ出来る馬。
ただし直線長い京都外回りでは、阪神と比べて(馬群全体としても)どうしても
悠長に構えたポジションになりがちで、尚且つ3~4コーナーで差を詰めにくい
ラップ構造のため、なかなか差し切るイメージまではいかない。
当然注目はするが、ここでは2、3着に浮上してくる候補の1頭と考えたい。
△エーシンホワイティ
最近は極端な決め手を発揮する内容ばかりが目立っているが、元々ファルコンS
などで持続力はしっかり発揮しているし、道中の締まった1400mに嵌る可能性は
十分考えられるはず。
内枠を活かして、コーナーをロスなく回ってくれば、上位浮上も当然あり得る。
△ダノンシャーク
直接的な裏付けを挙げる…というのはさすがに難しいが、マイラーズCなどでは
スピードに引っ張られてもしっかり浮上しているように、1400mに必要な"筋力"
的な強さを十分に感じさせる馬。
締め付けられる展開にも対応して、最後浮上してくる可能性はあっていい。
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