2012年10月7日日曜日

毎日王冠展望 2012


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2011 12.8-11.5-11.8-12.6-12.4-12.0-10.9-11.1-11.6
2010 12.9-11.2-11.4-11.5-11.9-12.0-11.1-12.1-12.3
2009 13.0-11.3-11.5-12.2-12.0-11.7-10.9-11.1-11.6
2008 12.7-11.5-11.6-11.9-11.6-11.5-10.5-11.3-12.0
2007 12.9-10.6-10.9-11.5-11.6-11.9-11.4-11.6-11.8
2006 12.5-10.9-11.3-12.0-12.1-12.1-11.3-11.0-12.3
2005 12.9-11.8-12.2-12.3-12.0-11.7-11.1-11.1-11.4
2004 12.6-10.8-11.7-12.4-12.2-11.9-11.5-11.0-11.9
2003 11.9-12.0-11.3-11.6-11.9-11.9-11.5-11.5-12.1

過去9年の平均ラップタイム
12.69-11.29-11.52-12.00-11.97-11.86-11.13-11.31-11.89
1.45.66




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見れば、前半はミドルペース、道中は極端に速くも遅くもならず
一定のスピードを保って流れて、ラスト3Fで一気に加速する形の上がり勝負。

開幕週の速い馬場で行われて、基本的には毎年上がりが速くなっているように、
(実質)前半~道中がそれ程厳しい訳ではないが、レースを通して11秒台を刻み
続ける(実際に)速いラップ…というのがここでの大きなポイント。

つまりここのスピード領域だと、純粋な持久力(有酸素運動能力)の高さで勝負
したいタイプでは少し忙しくなる可能性があり、まずはスピードや持続力などの
マイラー的な資質を備えていることを重視したいイメージ。

脚質に関しては、速い馬場で一応一旦落ち着く展開なので、当然前が有利だが、
このコースで逃げ切るのはなかなか難しいので、少し控えた好位の馬あたりが
最も勝ちに近いイメージ。


好走する条件
・スピード(先行力)があること
・持続力(&切れ)が必要


予想
今回は本当にいいメンバーが揃った印象で、少し甘めの基準で選んだら全く絞り
切れない事態…になってしまった。
そこである程度展開面で割り切る方向で考えて、今年は16頭立てで、スピードを
備えた馬もしっかりいる⇒昨年のようなスローは考えづらい⇒レースを通しての
持続力が特に重要…というイメージで。

◎リアルインパクト
安田記念はハイペースをあまりにも強気に行き過ぎた内容で、それでも6着まで
粘っているのだから"強い負け方"ということになるし、その時以上のスピード…
というのはあり得ないので、とりあえずここは巻き返しの方に期待したくなる。
マイルでは持て余し気味の馬体も、この舞台にはピッタリ嵌りそう。

○ストロングリターン
展開によらず終いを伸び切る…という部分の信頼度はかなり高いし、1800mでも
レースを通しての持続力はしっかり示していて、当然ここでは有力な存在。
勝ち切る可能性まで普通に考えておくべきだが、とりあえずは今回は相手の方に
期待してみたい…というだけの2番手評価。

▲ダノンシャーク
極端なスピードに引っ張られてもしっかりと浮上できるし、決め手という方向に
傾いても問題ないので、浮上の信頼度は高い。
ラスト1Fがフワッとするイメージ的に、勝ち切るところまでは想像しづらいが、
確実に上位には食い込んできそう。

注カレンブラックヒル
NHKマイルCはさすがに緩いが、NZTは締まった展開をしっかり押し切って
いるので、スピード耐性という部分でも一定の裏付けは持っている。
ただし今回はG1馬用の斤量を背負う立場なので、人気のように絶対的な信頼を
置くというのは少し難しい…。

△ネオサクセス
持続力が相当に高く、最後までトコトン伸び切るタイプで、近走は緩急に展開が
極端過ぎて、なかなか浮上し切れていないが、ここの程々に締まった流れならば
嵌っても良さそうなイメージ。
開幕週の多頭数を捌き切れるか…というのはあるが、注目はしておきたい。

△グランプリボス
スピードに耐えるという部分では当然高いものを示しているし、スプリングSの
内容からも、1800mでは溜めが効かない…ということもない。
切れ勝負寄りに傾いた場合の不安は少しあるが、浮上の可能性としてはしっかり
考えておきたい。


☆フェデラリスト
道中~上がりに掛けての持続力は相当なもので、ここでも当然浮上も考えられる
のだが、前半からしっかり脚を使った場合の裏付けというのが少し足りない。
終いを伸び切れるタイプなので、前半は確実に受け流す…くらいのポジションで
あれば問題ないが、流れに付き合った時にどこまで出来るか…。
今後のためにも注視しておきたい。

☆エイシンフラッシュ
地力では当然上の存在だが、少し細かい脚の使い方をするタイプで、長い直線は
案外伸び切れない…というのがある。
久々の1800mというのが良い方向に出ればいいが、しっかりと人気しているよう
であれば、少し静観してみたい気持ちになる。

☆トーセンレーヴ
前走では一定の持続力を示したが、恵まれるはずの内を通りながら結局浮上出来
なかったマイラーズCの内容から、(特に前半)耐えられるスピードには限界が
ありそうなイメージ。やや静観したい気持ち。




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