歴史のあるレースだが、今回はコース改修後初の開催なので、ほぼ新設重賞…の
扱いになる。
とりあえずは3月&7月開催から、コースの平均ラップタイムを見ておく。
中京2000m平均ラップタイム
傾向
上級クラスのレースはまだ少ないため、ほとんど未勝利~500万下クラスの平均
ということになるが…ラップタイムを見ると、前半はゆったりと入って、道中~
勝負所に掛けて徐々にペースアップしていく展開で、ラスト1Fはしっかり落ちる
という形になっている。
一応ラップ全体の形としては上がり勝負にはなるのだが、途中から加速し続ける
内容で、切れというよりも、どこまで息が続くか&どこまで脚が持つか…という
サバイバル的な要素が強く、持久力&持続力勝負のイメージ。
とにかく実際に見たレースの印象としても、"止まらないこと"が重要になって、
普段、勝負所で"動けない"くらいの馬の方が合っていそうな雰囲気。
逆にそこで機動力を発揮して"見せ場"を作るようなタイプだと、結局坂を上って
からが踏ん張れずに、後続に飲み込まれることが多いように感じる。
また現状では、馬場が悪化すると完全に差し馬&外枠天国と化する競馬場だが、
ここは開幕初日なので、やはり好位&内枠という部分を重視しておきたい。
(7月開催も初日だけはスピードで押し切る形が目立っていた)
好走の条件…かも知れない
・持久力&持続力があること
予想
◎アーネストリー
持久力と地脚の強さ…という部分で、この舞台には相当合っていると感じるし、
単純に本来の力を発揮できる状態であれば、押し切るイメージも十分湧く。
そこで前走の内容を見てみると、単純に切れ負けした…くらいのイメージで、
パフォーマンス的にはそこまで調子の悪さは感じない。
近走で1回も逃げていない点は少し気になるが、1度叩いた上積みがあって、
(おそらく)速い馬場が見方する今回は、期待しても良さそうな雰囲気。
○ダノンバラード
持続型の展開でこそというタイプで、このコース唯一のOP&1600万クラスで
3着&1着しているように、適性はかなり高い。
ただし今回の場合、その2戦とは馬場が明らかに違うだろうし、前の馬を残す
可能性はやはり捨て切れない。内枠を活かしての積極的な競馬…ならば。
▲オーシャンブルー
前走は内の馬にかなり向いたレースで、それを大外から唯一浮上した内容は評価
できるし、タイプ的にも、勝負所で主張するというよりも終いを伸び切るという
方向の馬なので、この舞台に嵌る可能性はあって良さそう。
前半ゆったり入る=位置取りの自由が利くので、開幕馬場も問題ないはず。
注サトノギャラント
前走は道中ある程度締まった流れを追走して、直線ではなかなか前が開かない
状況を覆して、最後まで伸び切っての勝利。持続力を示した。
今回の場合、外を回してどこまで迫れるか…という問題はあるが、終いの脚が
あるので、差しでも大丈夫な馬場ならば、勝ち切る可能性まで一応考慮したい。
△アスカクリチャン
地脚が強く、この舞台に対して嵌る要素は持っていそうだし、仮に積極策を選択
した場合、持続力で押し切る…という目がこの馬には一応ありそう。
前走は少しだけ物足りないイメージだが、とりあえず前半のスピードという点で
かなり楽になるだろうし、巻き返す可能性は考慮しておきたい。
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