予想
比較的内寄りに入ったエスポワールシチーorトランセンドが逃げるか、もしくは
ホッコータルマエが行き切るか…。スタートさえ決まったらイジゲンが引っ張る
可能性もなくはない。
他にも番手争いには加わってきそうなワンダーアキュート、ニホンピロアワーズ
あたりの有力馬がいて、これはかなりの前掛かりな展開が予想される。
そうなると、もし2008~2010年のように馬場が速ければ、マイル的なスピードに
優れたタイプが浮上する…という目もあったのかも知れないが、今の馬場では、
やはりパワー&持久力という方向のレースになりそうな雰囲気。
したがってそれを好位で受けて立って、尚且つ粘り込めるような持久力に優れた
タイプか、引っ張られても(道中で脚を使っても)最後まで浮上できる持続力に
優れたタイプかのどちらになるか…?
もちろん展開的に向くのは後者だが、本当の頂点に立つのはやはり前者…という
気がしないでもない。
◎トランセンド
前走は海外帰り初戦で、前半かなり脚を使った内容だったので、負けたこと自体
それ程気にする必要はなく、むしろ崩れ切らなかった事をプラスに捉えたい。
馬体的には十分力を発揮できそうな雰囲気だし、仮に昨年よりも1枚くらい力を
落としていたとしても、(人気の)4番手の地力という扱いにはならないはず。
この馬よりも内にいるエスポワールシチーが、行き切る選択をするかどうか…が
鍵にはなるが、とりあえず昨年よりかは枠もいいし、自身の競馬は出来そう。
○ローマンレジェンド
個人的にはいつかは頂点に立つ…とも思っているし、結果だけではなく(データ
的に)強い内容もしっかり示しているが、率直に言えば、馬体&走法の部分で
まだ少し緩さを感じる。
現状では(元)絶対王者に並び掛けた程度の立ち位置…のイメージで、勝ち切る
可能性ももちろんあるが、人気的な妙味…という観点からは、今回は相手に期待
した方が得策…という感覚。
▲ワンダーアキュート
昨年は過去4年の中で最も道中が落ち着いた展開で、躓いて遅れて、そこから
最内に入れたジョッキーの判断力…というのが大きかった。
前走も他の有力馬が道中~勝負所でかなり脚を使う形の中、この馬は内でジッと
していた結果の圧勝なので、着差ほどに抜けていたとは思えない。
純粋な持久力タイプで、スピード持続力が問われるこの舞台だと本来は適性微妙
だが、前傾の持久力勝負想定だと逆にかなり有力…という悩ましさ…3番手。
注エスポワールシチー
ここよりかはスピード寄りで、おそらく適性が高いとは言っても、エルムSで
見せた地力はさすが…と心底感じた。
ローマンレジェンドを推し切れない理由もその部分。
当然ここでもある程度粘り込んでくるだろうが、他との比較ではなく、この馬
だけの適性で言えば、1800mでは少し一本調子にはなるので、勝ち負けを際どく
争う…とまでは思えない。3着候補。
△イジゲン
武蔵野Sは(その後ここでも2着した)グロリアスノアが勝った時とほぼ同等の
パフォーマンスで、この馬もある程度出来てしまいそうな雰囲気は感じる。
ただし今回は、マイル的なスピードが活かしやすかった当時とは馬場が違って、
パワー寄りの馬場で、どこまで良さを出せるか微妙なところがある。
一応2、3着候補には考えたいが、ここは勢いだけでは推せない…という感覚。
△ホッコータルマエ
好位からの溜め→切れが得意で、トランセンドを少しスピードに寄せたくらいの
適性の持ち主。
タイプ的には、ここに嵌っても良さそうな雰囲気だが、かなり前掛かりな展開を
想定する以上、それを好位から押し通せるだけの地力が本当にあるのかどうか。
◎~注の1頭+△以下というレースならばいいが、今回は上位が揃い過ぎた…。
△ニホンピロアワーズ
とりあえず、みやこSの内容で言えば、昨年と比べて、前半のスピードの部分で
1つレベルを上げたパフォーマンスになっていて、一応の前進は考えられそう。
それでも(今回はカットされる心配はないが)昨年以上の外枠には入ったので、
終始外々を回る可能性が高くて、それで何とかなる…ような相手ではないはず。
☆ミラクルレジェンド
道中から上がりに掛けての持続力という点では、適性的にこの舞台には嵌るし、
ある程度の着にはしっかり浮上してきそう。
ただしほとんど純粋に地力が試されそうな今回は、やはり牡馬の一流どころの
壁は厚く、基本的には回ってくるだけ…の扱い。
☆ダノンカモン
昨年はしっかり掲示板を確保して、地力はさすがに高い…というのを見せたが、
この舞台では溜めが効かず、少し一本調子な印象も受けた。
その時よりも今回は道中のレベルがおそらく上がるし、前進する可能性というは
さすがに考えづらい。
☆ナムラタイタン
スピードが問われ、マイラーに向いたレースになれば面白いと思える存在だが、
単純にスタミナ面が問われるとなれば、どうしても不利になる。
地力は高いが、ここで期待する…というのは少し無理がある。静観。
×ハタノヴァンクール
前走は少し間隔が空いていたとは言え、今までにないレベルで道中で脚を使った
結果、終いを伸び切れない…という内容に終わっていて、さすがにここでの巻き
返し…という発想は生まれない。
このレベルで持続力をしっかり見せてから考えたい。
×ソリタリーキング
前走は勝負所でかなり動いた内容だったとは言っても、スピードよりも純粋な
持久力…という方向の馬が、距離延長して負けたことはやはりマイナス材料。
ある程度の位置取りから粘れる地力がないのであれば、ここで出来ることは前半
死んだ振りから、最後そこそこの着に浮上する…くらい。勝負には関わらない。
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