2012年12月21日金曜日

有馬記念の傾向 2012


有馬記念過去10年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2011(オルフェーヴル:2.36.0)
6.8-12.0-12.4-12.1-13.1-14.4-14.3-13.0-12.0-11.9-11.4-11.3-11.3

天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:34.0
勝ち馬コーナー通過:11-10-08-05
勝ち馬上り3F:33.3


2010(ヴィクトワールピサ:2.32.6)
6.9-11.4-12.0-12.3-12.7-13.4-13.5-12.3-11.5-12.0-11.7-11.1-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.6
勝ち馬コーナー通過:04-04-02-02
勝ち馬上り3F:34.6


2009(ドリームジャーニー:2.30.0)
6.8-11.0-11.2-11.3-11.9-12.3-12.6-12.3-12.5-12.1-12.0-11.7-12.3

天候:晴 芝:良
上り4F:48.1 3F:36.0
勝ち馬コーナー通過:15-15-14-08
勝ち馬上り3F:35.2


2008(ダイワスカーレット:2.31.5)
6.9-11.2-11.9-11.2-11.9-13.0-13.2-12.4-11.5-11.9-12.0-11.7-12.7

天候:晴 芝:良
上り4F:48.3 3F:36.4
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:36.4


2007(マツリダゴッホ:2.33.6)
6.9-11.2-11.2-12.1-12.4-13.4-13.2-12.5-11.9-12.4-12.2-11.7-12.5

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.8 3F:36.4
勝ち馬コーナー通過:03-03-03-02
勝ち馬上り3F:36.3


2006(ディープインパクト:2.31.9)
7.1-11.5-11.4-11.3-11.8-12.8-12.9-12.7-12.2-12.8-12.2-11.2-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:35.4
勝ち馬コーナー通過:12-12-11-10
勝ち馬上り3F:33.8


2005(ハーツクライ:2.31.9)
7.0-11.4-11.7-12.1-12.9-13.0-12.2-11.8-12.0-12.3-12.0-11.4-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.5
勝ち馬コーナー通過:03-04-04-03
勝ち馬上り3F:35.0


2004(ゼンノロブロイ:2.29.5)
7.0-11.6-11.5-11.7-12.3-12.4-12.0-11.7-11.8-11.9-11.6-11.6-12.4

天候:晴 芝:良
上り4F:47.5 3F:35.6
勝ち馬コーナー通過:02-02-02-02
勝ち馬上り3F:35.3


2003(シンボリクリスエス:2.30.5)
7.0-11.2-11.2-11.2-11.6-12.3-12.9-12.6-12.2-12.7-11.7-11.7-12.2

天候:晴 芝:良
上り4F:48.3 3F:35.6
勝ち馬コーナー通過:06-06-05-02
勝ち馬上り3F:35.3


2002(シンボリクリスエス:2.32.6)
6.8-11.5-12.5-12.9-12.0-12.7-12.8-12.3-11.5-11.8-11.4-11.7-12.7

天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.6 3F:35.8
勝ち馬コーナー通過:06-06-06-06
勝ち馬上り3F:34.6


過去10年の平均ラップタイム
6.92-11.40-11.70-11.82-12.26-12.97-12.96-12.36-11.91-12.18-11.82-11.51-12.20
2.32.01




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見れば、前半はミドルペースで流れて、1~2コーナー周辺で
一旦ペースが落ちる展開、その後は向こう正面の下り坂からペースアップして、
勝負所では更に加速しつつ、ラスト1Fだけ少し落ちる形。

道中のコーナー&上り坂に当たる区間以外は全体的に水準が高く、ラップだけ
見ても、さすがというレベル。
各年の展開を比較してみても、前半部分は年によって多少バラついているが、
上がりの5F~6Fに関しては、かなりの確率でロングスパートの形になっていて、
全くごまかしの効かないレースだと言えそう。

当然この舞台では、まずは高い水準で流れる前半~道中に耐えて、勝負所まで
余力を残せるだけの持久力がなければ話にならない。
そしてレースラップの中で11秒台を刻むポイントの多さ故に、単純に長い距離を
走れればいい訳ではなくて、その速さの中に"居続ける"ためのスピード持続力が
必須の要素になってくる。
(基本的に、100m短いジャパンC以上にマイル~中距離的な要素が必要)

ここでは上記の2点がかなり厳しく問われるために、上位ということを考えたら
その条件をクリア出来れば十分だが、その中で勝ち切るためにはやはり集団から
一足先に抜け出せる"切れ"が欲しいところで、脚質的な面からもある程度好位に
つけられる…ということが有利に働くはず。


好走の条件
・持久力&持続力が相当に高いこと
・勝負所での切れがあること(勝利条件)






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