2013年2月17日日曜日

フェブラリーS展望 2013


予想
スピードのあるセイクリムズンとタイセイレジェンドを、エスポワールシチーが
どう処遇しようか…というところに、砂を被りたくないカレンブラックヒルや
ガルボが競り掛ける(一歩リードする?)という先行争いに、まずはなりそう。

そうなると、さすがに昨年ほどではないにしろ、ハイペースが標準のこのレース
らしいスピードでは流れそうで、締まった展開でも削られない持続力と、終いを
踏ん張れる地力の両方を、しっかりと示している馬を選びたいところ。


◎テスタマッタ
前走は、かなりスローに流れたレースを、59kgを背負う立場で、やや立ち遅れて
外々を回しつつも浮上はしており、地力は十分に示した内容だった。
今回、条件は当然好転しているし、馬体的にもエネルギー満タンという雰囲気が
あって、久々に絶対的な存在が不在というメンバー構成ならば、2連覇も普通に
あって良さそうなイメージ。
十分な裏付けもあり、臨戦過程も問題ない馬が、この程度の人気に収まるのなら
積極的に期待してみたくなる。

○ナムラタイタン
前走は、かなり厳しい展開を積極策から粘り込んで、高い地力を示した内容。
この舞台への適性という部分でも、道中がかなり落ち着いて展開に緩急がついた
昨年の武蔵野Sを除けば、常に結果を残している馬だし、パフォーマンス的にも
一昨年の武蔵野Sで、G1でも普通に出来るだけの内容を示している。
今回、速い馬に囲まれた内枠という、少し競馬がしづらそうな雰囲気はあるが、
それでもしっかり引っ張られれば普通に浮上はしてくるはず。

▲ワンダーアキュート
基本的には、長めの距離でしっかり持久力を活かした方がいいイメージの馬で、
スピード持続力という部分で、1600~1800mでは、今までは個人的に少し評価を
下げてきた…という経緯がある。
しかしJCダートにおいては、年々自身のパフォーマンスを上げていて、昨年は
最早持続力が足りない…などとは言えないレベルの内容を示した。
そうなるとこの舞台でも、昨年以上=勝ち負け候補として扱う必要がありそう。

注ダノンカモン
根岸Sはスローの切れ負け、JCダートも前年と比較して特別パフォーマンスを
落としている訳ではない…というように、負けているにしても一応の理由付けが
できる状況を考えると、さすがに人気を落とし過ぎの印象。
今回、勝ち切らないまでも常に高いパフォーマンスを示している舞台に戻って、
巻き返す可能性は当然あって良さそう。注目したい。

△エスポワールシチー
JCダートに関しては、データ的に見ても明らかにやり過ぎ…な内容だったし、
大井ダ2000mのように、元々適性微妙な舞台ではともかく、持ち前のスピード
持続力を活かしやすいマイルであれば、まだまだ一定の格は示しそう。
過去のように、直線でもう1度突き放す…という芸当はさすがに無理だろうが、
掲示板前後に粘り込む可能性は十分あるはず。

△シルクフォーチュン
地力は当然高い馬だが、使える脚には限界があるイメージで、好走するためには
他の馬とは(ペース的に)違うレースをしているような状況…というのが必要。
つまり昨年のように、前は超ハイペースでも自身は後方でミドルペースくらいで
進めて、直線で止まった馬を交わすだけ…みたいな形になって欲しい。
今回そこまでの展開を望めるか…と言ったら、正直難しい気がする。

☆グレープブランデー
前走の内容は確かに強かったのだが、自身のパフォーマンス的にはJCダートと
ほぼ同等なもので、つまり極端に上がりの掛かる中京だからこそ届いた…という
言い方ができてしまう。
今回、スピードが問われる条件に替わって、果たして同じ結果を得られるか?と
考えるとさすがに厳しいイメージになる。もっと純粋な持久力を活かしてこそ。





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