2013年3月9日土曜日

中日新聞杯展望 2013


過去のラップタイムは以下の通り。

2012 12.9-11.3-12.9-12.8-12.7-12.0-11.9-12.2-11.4-12.1

(参考ラップ:)
2012年金鯱賞 12.9-11.1-13.0-12.7-11.9-11.8-11.8-11.7-11.5-12.0
2012年愛知杯 12.8-11.8-13.3-13.5-13.1-12.5-12.0-11.5-11.0-12.1
コース平均 12.85-11.40-12.86-12.91-12.74-12.50-12.46-12.18-11.84-12.31

2012年ラップvs参考ラップ



傾向
とりあえずこのコースに関して、愛知杯までの段階で考えた特徴は以下の通り。

・重賞でも、前半は下級クラス中心の平均ラップとほとんど変わらない流れ

・道中~上がりにクラスの差が現れて、レベルに応じて道中が締まり、後半は
(下り坂の影響で)徐々に加速していく息の入らない展開になる

⇒どこまで息が続くか&脚が持つか…というサバイバル的な要素が強く、切れ
というよりも、持久力&持続力勝負のイメージ
(とにかく"止まらないこと"が重要で、機動力を発揮して"見せ場"を作るタイプ
よりも、勝負所で"動けない"くらいのタイプの方が合いそう)

⇒脚質的には、元々長い脚が必要な展開で、それに加えて直線には厳しい上り
坂が待ち構えているということで、(ペースは遅いとは言っても)前半部分で
少しでも脚を使わない差し馬の方が有利


愛知杯こそ超の付くスローペースになって、上記の特徴とは少し違った結果には
なったが、昨年の中日新聞杯、金鯱賞などを見る限りは、やはりそれは例外だと
考えていいはず。

したがって今回も、とりあえず今までのイメージを踏襲して、道中~上がりでの
持続力という部分を重視しておきたい。


好走の条件…かも知れない
・持久力&持続力があること


予想

◎サトノアポロ
前走は、道中で相当に脚を使う格好ながら、大外を回しつつ最後までジワジワと
伸びて来ていたし、適性面からここで前進する可能性は十分に考えられる。
今回は外目の枠を引いたので、開幕週で外を回しつつ…という形から本当に間に
合うのか?とも思うが、そこはこのコースの"特徴"に期待してみたい。

○トウカイパラダイス
同舞台・金鯱賞では、締まった道中でしっかりと脚を使いつつ、直線も最後まで
良く粘った内容で、地力、適性ともにここでは普通に上位。
1月の中京開催の印象からは、恐らく金鯱賞の時よりは早めに進出した馬が残り
やすい馬場だろうから、単純にここは、そこからの前進に期待してみたくなる。

▲アドマイヤタイシ
やや細かい脚の使い方をする馬で、少し一本調子なイメージ的に、ここで主張し
切れるかどうか…という不安はある。
ただし逆に言うと、その点が持続型の展開で崩れない…ということにもつながる
ので、今の調子ならば、やはり上位評価には残しておく必要がありそう。

注パッションダンス
前走は道中かなり締まった展開を積極的な内容から良く粘った格好で、持続力に
関する一定の裏付けを示した格好。
中京では、長期休養明けのしっかり引っ張られる展開でも、ある程度浮上出来て
いるし、脚の使い方的には十分対応できるはず。注目したい。

△ゲシュタルト
前半ゆったり入って、道中~上がりで持続力を発揮する形…というのがベストの
馬で、当然適性的にはこの舞台には嵌っていいはず。
ただし近走のような積極策にこだわった場合、ここでは厳しくなり過ぎる懸念も
あるので、あくまで鞍上(陣営)の考え方次第…という扱い。

△ジャスタウェイ
実力はここでは当然上位扱いでいいと思うが、ある程度メリハリのある展開で、
一定の道中からしっかりと決め手を発揮したい…という方向の馬なので、ここの
ジワジワ脚を使わされる展開がピッタリ嵌る…という訳にはいかないはず。
勝負所を強気に行き過ぎずに、直線のみに賭ける形ならば。


☆カノンコード
2走前の尼崎Sの内容はかなり強く、その時に示した持続力と、元々長い距離で
示していた持久力を考えれば、ここで嵌っても良さそうな雰囲気はある。
ただし長い休み明けにはなるので、いきなりここで動けるか…という不安は当然
あるので、来ても来なくても、それはそれで納得…という感覚。

☆コスモオオゾラ
前走は敗れはしたが、勝負所はある程度の余力を感じたし、復調気配ではあるの
かも知れない。
ただしタイプ的に、ラスト1Fを伸び切るという部分に課題はありそうで、ここで
主張できるとしても坂まで…なのかも。





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