新潟大賞典展望 2013

過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2012　12.6-11.2-11.5-11.5-12.2-12.2-11.9-11.7-11.5-12.7
2011　12.6-11.2-11.8-11.6-12.1-12.1-11.9-11.7-11.2-12.2
2010　12.3-10.9-11.3-11.3-12.4-12.4-12.1-12.3-11.0-11.7
2009　12.9-11.0-11.0-11.3-12.0-12.3-12.1-11.8-11.0-11.5
2008　12.6-11.4-11.5-12.3-12.9-12.9-12.0-11.1-10.7-11.1
2007　12.5-11.3-11.5-11.6-12.3-12.2-11.9-11.3-10.9-12.2
2006　12.9-11.3-11.9-11.5-12.5-12.3-11.7-11.6-11.2-12.2
2005　12.7-11.0-11.5-11.7-12.5-12.3-12.2-11.9-11.0-12.1
2004　12.8-11.5-12.0-12.0-12.6-12.8-12.3-11.6-10.6-12.3
2003　12.7-10.9-11.1-11.5-12.3-12.6-12.4-11.6-11.1-12.1

過去10年の平均ラップタイム
12.66-11.17-11.51-11.63-12.38-12.41-12.05-11.66-11.02-12.01
1.58.50




傾向（過去記事の転載）
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース～やや速いくらいの流れで、道中は
一旦緩む展開で、その後直線に入ってからは相当な加速を示しつつ、ある程度
上がりの速くなる形。

この舞台なので、上がり勝負…という表現に間違いはないし、勝負所で置かれ
ないための切れと、長い直線を伸び切れる持続力は当然必要。
ただし道中の水準は意外と高くなっていて、33秒台とか、極端に速い上がりは
ほとんどない。

さらに最初の直線部分が長いこともあって、4F目までがなかなか緩まないため、
そこで引っ張られつつも勝負所まで余力を残すには、結局一定の持久力が問わ
れることになる。

脚質的には、積極策の馬だとバテるまではいかなくても決め手の部分で分が悪く
なる可能性があるので、基本的には中団以降でじっくり溜めるタイプを中心に
考えておきたい。


好走する条件
・勝負所での切れ＆末脚の持続力があること
・一定の持久力が問われる


予想

◎ダコール
純粋な持久力と決め手（＆末の持続力）というタイプで、この舞台には普通に
嵌る可能性が高い。
実力はあるが適性微妙な馬と、適性は高いが状態微妙な馬が多い中、この馬に
関しては素直に選べる。期待したい。

○セイクリッドバレー
適性は当然合っている馬だし、単純にここは状態だけ。
その点、適性微妙だった前走を度外視すれば、前々走の白富士Ｓの内容ならば、
ある程度持ち直しているようにも感じるし、それでいて最早忘れられたような
人気であれば、狙ってみても面白い…という感覚。

▲サトノアポロ
基本的には切れよりも持続力…というタイプではあるが、一応この舞台で速い
上がりを使って勝ち切った経験もあるし、（同じ舞台の重賞でも）新潟記念とは
違って、新潟大賞典は地力が重要になるので、こなす可能性はあっていいはず。
勝ち切るイメージはさすがにないが、上位争いの一角…とは考えておきたい。

注ナカヤマナイト
地力ならここでは当然上位の馬だし、速い上がりが全く使えない訳ではないので
浮上の可能性はもちろんあっていい。
それでもタイプ的には、長い直線を伸び切る…というイメージとは違っていて、
斤量も背負う今回は、掲示板とか、そこそこの着…くらいまでの雰囲気。

△アドマイヤタイシ
地力と持続力に関しては高いものを示しているが、細かい脚の使い方をする馬
なので、長い直線になって得をするタイプではとりあえずない。
近走、成績自体は安定していても勝ち切れないのは恐らくその部分が原因だし、
さすがにここは積極的には推しづらい場面。

△ローズキングダム
元々純粋な持久力＆決め手という部分で頂点付近にいた馬だし、適性的にここは
嵌っても良さそうな場面。
それでも実際の状態が本当に良く分からない現状で、しっかり斤量を背負う立場
…となれば、どうしても手が出しづらい感覚にはなってしまう…。