2013年5月11日土曜日

京王杯SC展望 2013


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2012 12.2-10.6-11.4-11.7-11.3-11.3-11.6 34.2-34.2
2011 12.4-11.0-11.6-11.4-11.0-11.2-11.6 35.0-33.8
2010 12.6-10.9-11.1-11.3-11.1-10.9-11.9 34.6-33.9
2009 12.8-11.2-11.1-11.3-11.0-11.3-11.9 35.1-34.2
2008 12.4-11.2-11.1-11.5-11.2-11.9-11.5 34.7-34.6
2007 12.3-10.9-10.9-11.2-10.6-11.6-12.5 34.1-34.7
2006 12.5-11.1-11.6-12.0-11.2-11.4-12.0 35.2-34.6
2005 12.4-10.7-11.0-11.4-11.1-11.4-12.3 34.1-34.8
2004 12.0-10.4-11.4-11.7-11.5-11.4-12.0 33.8-34.9
2003 12.3-11.2-11.4-11.7-11.2-11.5-11.7 34.9-34.4

過去10年の平均ラップタイム
12.39-10.92-11.26-11.52-11.12-11.39-11.90
1.20.50 34.57-34.41




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、1400mらしく一貫した流れになっているが、3~4
コーナーではやや落ち着く傾向があって、その後ラスト3Fで一気にペースが
上がり、直線部分は右肩下がりの形となっている。

ここでは道中で多少は息が入れられるため、例えば京都1400mなどのように
先行からスピードで押し切るというよりも、溜める形から決め手を発揮したい
ような馬が好走しやすくなっていて、(道中のスピードへの対応力は必要だが)
切れ&末の持続力を備えたマイラータイプの活躍も目立っている。

ただし安田記念を意識した場合、単純に決め手で勝った馬というよりも、前半の
厳しい流れから、上がりが掛かる展開を差して(粘って)地力を発揮した馬が
本番でも好走していて、その展開(前傾or後傾)には特に注目しておきたい。


好走する条件
・勝負所での切れ&末脚の持続力があること


予想
とりあえず前走で控えて中途半端な内容に終わったシルポートが、今回さすがに
積極的な競馬をしそうだし、そうなるとタイキパーシヴァルと激しく競り合う…
という可能性は当然高くなる。

構図としては、そこにトウケイヘイローやレッドスパーダなどが突っ掛かって、
さらにはパドトロワ、テイエムオオタカというスプリンターも参戦していると
なれば、やはり相当前掛かりな展開が想定できそう。

イメージとしては、スタート直後はタイキパーシヴァルの方が速く、途中から
シルポートが無理にでもハナに立つ形…となりそうな雰囲気で、そう考えると、
(ここの適性とは少し違って)4F目が締まる可能性も十分ある。

したがって今回に限っては、ギアチェンジが必要な切れ(マイラー)タイプは
危険…な可能性があって、むしろスプリント寄りの適性を重視した方がいいの
かも知れない。
(雨の影響で馬場が極端に重くなり⇒前が総崩れ…とかがなければ)


◎ガルボ
前走はダート帰りで個人的には全力で下げた訳だが、厳しい流れを58kgを背負い
ながらも崩れずに、改めて地力の高さを証明した格好。
適性的に締まった1400mという方向で考えるなら、サンカルロが突き抜けられる
ような馬場だった阪神Cで好位から粘り込んだ内容は相当強いし、今回先行勢に
しっかり引っ張られる形から押し切る可能性は十分あるはず。

○トウケイヘイロー
前走は(マイルでも)ここと同じレベルの流れを勝ち切っているのだから、当然
距離短縮しての更なる前進はあり得るし、前掛かりな展開の中で、前に喧嘩を
売り過ぎるようなことがなければ、今回も十分粘り込めていいはず。
2番手にしたのは、単純に相手の方に魅力…というだけ。

▲レオアクティブ
経歴を見ると、舞台や展開に関わらず、常に一定以上の決め手を発揮していて、
結果の出ていない近走に関しても、単純に届いてないだけ…という雰囲気。
やや不器用さのある馬で、今回長い直線でしっかり勝負できるのはプラスだし、
マイラー寄りのタイプが多い他の差し馬と比べると、締め付けられる展開でも
全く問題ないこの馬が嵌る…という可能性は十分。

注トライアンフマーチ
地力は当然高く、この舞台でも、究極の上がり勝負を伸び切って勝利した経験が
あるように、イメージ的には十分嵌って、勝ち負けする可能性も普通にある。
ただし今回は、展開がスプリントに近い方に振れて、やや忙しくなる可能性も
あるので、評価としては中途半端なこのあたりに止めたい…という感覚。

△ダイワマッジョーレ
ここ2年活躍していたストロングリターンとは少しタイプが違うが、一応は同じ
ように終いを伸び切れるイメージから、この舞台に嵌る可能性はありそう。
それでも前半のスピード面での問題はあるので、後方からどんな競馬が出来るか
…という部分で、これ以上の積極的な評価にはしづらい。

△テイエムオオタカ
元々溜め→切れという形は対応可能で、この舞台は嵌っていいはずだが、今回に
関しては、厳しい流れに巻き込まれることが必至で、持ち味を十分に活かせるか
どうか微妙…。
ハナ争いを一歩引いて眺めるくらいの競馬であれば…。





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