2013年7月14日日曜日

函館記念展望 2013


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2012 12.5-10.8-11.6-12.0-12.2-12.4-12.4-12.3-11.8-12.4
2011 12.2-11.0-11.5-12.2-12.8-12.4-12.3-12.0-11.8-12.1
2010 12.3-11.0-11.2-11.5-11.8-12.1-12.6-12.4-11.4-12.2
2009 12.4-11.6-12.1-12.4-12.3-12.3-12.0-11.7-11.5-12.3 札幌開催
2008 12.2-11.2-11.4-12.1-12.1-12.4-12.0-12.1-12.1-12.7
2007 12.6-11.8-12.7-13.0-12.9-11.9-12.0-11.9-11.7-12.3
2006 12.6-11.3-11.6-12.4-12.6-12.8-12.4-13.0-13.0-13.4
2005 12.8-11.2-11.8-12.4-12.5-12.2-12.1-11.9-11.8-12.0
2004 12.3-11.2-11.7-12.1-12.1-12.1-12.3-12.4-12.2-12.2
2003 12.6-11.4-12.1-12.0-11.9-12.0-12.0-11.8-11.9-12.2

過去10年の平均ラップタイム(2009年は除く)
12.46-11.21-11.73-12.19-12.32-12.26-12.23-12.20-11.97-112.39
2.00.96




傾向(過去記事の一部修正)
過去のラップタイムを見てみると、前半はミドル~やや速いくらいのペースで、
その後は淀みなく流れて、道中~上がりで一定に近いスピードを維持する形。

このレースは、前半からある程度引っ張られて、尚且つ道中は(向こう正面の
上り坂というコース形状にも関わらず)フラットな展開になっていて、ラップの
見た目以上の水準で流れる…というのが特徴的。

つまり前半~道中で、なかなか息を入れられない展開になるため、明らかに切れ
というよりも持久力&持続力が重視される舞台だと言える。

そしてペースと馬場次第では、上がり不問の完全な持久力勝負という展開さえも
あり得て、他力本願的な差し馬でも届く可能性がある。
したがってここでは上がりの速い脚はなくても、とにかく地が強く、バテない
タイプを中心に考えたいところ。


好走する条件
・持久力&持続力があること


予想

◎エアソミュール
前走は、相当に厳しい展開を早めに進出する形からしっかりと押し切っていて、
高い地力を示した格好。
その前の2走に関しても、負けはしているが見所は十分感じさせる内容になって
いるし、とにかく今年に入ってからは本当に充実している。
(個人的にずっと引っ掛かっている金鯱賞の負けはもう忘れていいのかも…)
当然斤量を背負う方の立場にはなるが、ここは素直に期待してみたい。

○トウカイパラダイス
とりあえずの印象としては、重賞で(しかも結構逆境の立場で)何度も好走して
いる馬にしては、あまり斤量を背負っていない…という部分はありそう。
昨年4着に終わったこともあるし、厳しい展開でやはり先行して残るのは難しい
舞台とは言えるが、今年は例年以上に馬場が良く、その時から前進する可能性は
考えられて、ここは上位に評価してみたい。

▲ネオブラックダイヤ
近走は掲示板にも載れない結果に終わっているが、内容的にはスローで切れ負け
している競馬ばかり…という印象は強い。
遡って最後に勝ち切った晩秋特別を見れば、相当締まった展開で好内容を示して
いて、しっかり引っ張られるこの舞台で浮上する可能性はあって良さそう。
その上で、軽ハンデで妙味もたっぷり…ならば、狙ってみる価値は十分。

注サトノギャラント
前々走は最後格を感じさせる内容だったし、前走は厳しい展開をしっかりと浮上
していて、一定の地力は当然認められる。
それで今回、エアソミュールに対して斤量面で有利になっている部分があって、
当然逆転を考えてみたい場面…ではあるのだが、持久力の点で、距離延長して
喜ぶのはむしろ相手の方…という印象が強く、結局強くは推し切れない。

△レインボーダリア
持久力とか地力とか、とにかく引っ張られてこそ…というこの馬にとっては、
この舞台はかなり合っている印象。
当然、ここはある程度浮上してくること前提で考えたいところだが、実質トップ
ハンデ…という部分で、これ以上の評価には結局しづらい。

△トウケイヘイロー
前走は、向こう正面を締め付ける形からの押し切りで、馬自身の筋持久力とか、
地力の面では当然評価できる内容だった。
ただしそれは早仕掛けから→溜めて→突き放す…という、後続の脚を消すための
常套手段が嵌った部分もあり、ここでそれを再現するのはかなり難しいはず。
トップハンデでもあるし、今回はあまり積極的に狙いたい気持ちにはならない。





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