2013年11月17日日曜日

マイルCS展望 2013


予想
恐らく先手はコパノリチャードが奪うだろうが、その次の番手タイプは結構存在
していて、(スワンSの展開を考えると)それらの馬がある程度積極的な競馬を
する可能性は十分にありそう。

したがって今回は、(結局スローに流れるのならば仕方がない…と割り切って)
それなりに締まった展開を想定しつつ、引っ張られても道中~上がりでしっかり
持続する、京都向きの脚の使い方が出来るタイプを選びたいところ。

◎ダノンシャーク
元々持続力は十分に示していたが、展開的にしっかり引っ張られないとなかなか
浮上できない…というタイプではあった。
しかし近走に関しては、前半部分への対応が改善されて、以前は差し損ねていた
(前走のような)スローの展開でもしっかり勝ち切れるようになり、完全に1つ
格を上げたイメージがある。
さらに本来の持ち味の持続力に関しても、京成杯AHでしっかりパフォーマンス
更新していて、最早勝ち切れていいところまで来ている…という雰囲気。
素直に期待したい気持ち。

○ダイワマッジョーレ
タイプ的に、スパッと突き抜けるような切れを示す訳ではなく、やはりこの馬の
持ち味は、ダービー卿CTで見せた終いを伸び切る能力。
それを考えると、この舞台には適性的に嵌っていいはずだし、溜め→切れという
方向の安田記念からの前進は、とりあえず期待できる。
休み明けの前走でも一応しっかりと好走して、状態面にも問題はなさそうだし、
締まった展開に引っ張られれば、確実に浮上はしてきそう。注目したい。

▲ダノンヨーヨー
昨年はここをパスしたこともあって、最早忘れられた感が全力で漂う18番人気に
なっているが、元々引っ張られて持続力を発揮する形でこその馬で、ここはその
展開が期待できて、尚且つ下り坂による後押しで加速の問題も解決する…という
大得意の舞台。完全なリピーター。(直線詰まったマイラーズCは度外視)
休み明けの前走は10着とは言え、スローの決め手勝負で、頭から0.4秒差。
それ程状態が悪いとも思えない。注目してみる価値はあるはず。

注サダムパテック
勝ち切った昨年は前半がスローの展開だったことも大きいだろうが、適性的には
やはり、ゆったりと始動して道中~上がりでの持続力を活かしたいタイプだし、
東京1600mと比べれば断然こちらの方が合っている。
今回流れが速くなるとしても、ペース次第で位置取りの自由は何とでもなるし、
自身の持ち味を活かす形に徹すれば、勝ち切るまではともかく、今年も浮上する
可能性は十分にありそう。

△グランプリボス
前走は、展開的にも馬場的にも内の馬有利な状況だったので、外々を回したこの
馬には厳しく、結果自体は仕方のない部分はある。
ただしそのすぐ内側を追走していたダイワマッジョーレ&サダムパテックは浮上
しているだけに、物足りなさは少し感じる。
今回しっかりと引っ張られて地力が反映されれば、当然浮上する可能性もあると
思うが、状態が昨年のレベルにあるのか…正直微妙な印象。

△ダークシャドウ
安田記念は、速いスピードの中での"切れ"という部分で、少し限界を感じさせる
ような内容だったが、元々中距離で持続力を示していたタイプだけに、下り坂に
よって後押しされる京都に替わっての前進はあり得る。
戸崎J→ムーアJに乗り替わって、前半を少しでも受け流すような形になれば、
もう少し上位に浮上する可能性もあっていい。

△ドナウブルー
元々持続力を活かす形の方が高いパフォーマンスを発揮できるタイプで、昨年は
少し控えた格好から持ち味を存分に発揮して浮上した。
それなりに流れる展開を想定した以上、今年も同じような競馬が出来ればベスト
だと言えるが、ビュイックJがその選択をするかどうか…かなり微妙。
もし近走のように積極的に行くようなら、さすがに残れないイメージにはなる。


☆リアルインパクト
当然のように元々地力は高く、久々の前走でもしっかり好走したように、十分に
良い状態では出てきそう。
それでもタイプ的には、速い流れの中でもしっかりとメリハリのある展開でこそ
…という馬なので、やはり東京>京都のイメージ。やや静観したい。

☆マイネイサベル
安田記念をしっかりと浮上しているだけに、地力は当然認めるべきだが、タイプ
としては溜め→切れという方向の馬。
リアルインパクト同様に、京都よりも東京の方がイメージは合っている。
可能性としては一応考えたいが、あまり強くは推しづらい…。

×トーセンラー
この馬が経験した、最もスピードに寄ったレースは、(実質的に考えて)昨年の
新潟大賞典になると思うが、そこでは道中で脚を使ってラスト失速している。
いきなりマイルG1の流れに引っ張られて、それに耐えられる…という保障が、
履歴の中のどこにも見当たらない。静観。






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