JCダート過去5年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。
2012(ニホンピロアワーズ:1.48.8)
12.6-10.7-12.5-11.7-12.3-12.6-12.6-11.6-12.2
天候:曇 ダート:良
上り4F:49.0 3F:36.4
前半1000m:59.8
勝ち馬コーナー通過:03-04-04-03
勝ち馬上り3F:36.0
2011(トランセンド:1.50.6)
12.5-10.5-12.8-12.4-12.7-12.3-12.2-12.0-13.2
天候:晴 ダート:良
上り4F:49.7 3F:37.4
前半1000m:60.9
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:37.4
2010(トランセンド:1.48.9)
12.5-10.7-12.7-12.0-12.1-12.3-12.0-11.8-12.8
天候:晴 ダート:稍重
上り4F:48.9 3F:36.6
前半1000m:60.0
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:36.6
2009(エスポワールシチー:1.49.9)
12.5-11.1-12.7-12.5-11.9-12.1-12.4-11.8-12.9
天候:晴 ダート:良
上り4F:49.2 3F:37.1
前半1000m:60.7
勝ち馬コーナー通過:01-01-01-01
勝ち馬上り3F:37.1
2008(カネヒキリ:1.49.2)
12.4-11.2-13.1-11.7-11.8-12.4-12.0-12.1-12.5
天候:晴 ダート:良
上り4F:49.0 3F:36.6
前半1000m:60.2
勝ち馬コーナー通過:05-04-03-05
勝ち馬上り3F:36.4
過去5年の平均ラップタイム
12.50-10.84-12.76-12.06-12.16-12.34-12.24-11.86-12.72
1.49.48
傾向(過去記事の一部修正)
過去の平均ラップタイムを見てみると、前半はミドルペース~やや速いくらいの
流れで、3F目で一旦しっかりとラップが落ちる展開、その後向こう正面で一気に
ペースアップして、そのままある程度速いスピードを維持しつつ、勝負所で少し
加速→ラスト1Fだけ減速という形。
ここで特徴的なのは、まずは3F目のラップがかなり落ち込むという点で、これは
阪神ダートコースの1~2コーナーがスパイラルカーブを描いており、その性質
として、2コーナー(3F目)の曲がり方がキツくなっているためである。
つまりこの部分でほぼ確実にスピードが削がれるために、このコースには前半が
極端に速くはなりづらい…という特徴があって、それに伴って道中に関しても、
前が敢えて加速しない限りは、緩む可能性も出てくる。
(4F~5F目のラップがバラつきやすい)
それでも、さすがにG1のハイレベルなメンバーということで、ラップを見れば
実際のところは"敢えて"加速する格好で、道中は厳しく流れることが多くなって
いるし、そこでのスピードに耐えられることはやはり必要になる。
さらに前半で一旦流れが切れることは、一方で間接的に上がりが速くなる展開に
つながっていて、道中(向こう正面)が厳しい流れになりやすい特徴と合わせて
考えれば、レース後半ではかなり長い脚が問われることになる。
つまりこのレースは、(ダートG1…から想像される)ハイペースからの終いの
粘り勝負というよりも、道中~上がりに掛けての持続力勝負という形が基本だと
言えて、好位~中団あたりからスピードで押し通せるような馬に向いている。
(感覚的には芝の小回り中距離戦に近いイメージ)
好走の条件
・道中~上がりで高い持続力を発揮できること
・(先行力があること)
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