2014年1月26日日曜日

東海S展望 2014


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2013 12.6-11.0-12.4-12.2-12.2-12.4-13.0-12.5-12.7

2013年ラップタイム



傾向
このコースの基本は、前半ミドルペースから、道中は徐々に加速していくような
展開で、勝負所は4コーナー~直線での溜め→切れという形で一応は加速を示す
ものの、レース全体としては前傾で上がりがかなり掛かる…という展開。

この舞台は、スタート直後&上がりで2度坂を上り、向こう正面からはジワジワ
脚を使う展開になることで、額面以上に負荷が掛かる構造だと言えて、ラスト1F
までには全ての力を使い切るような、完全な持久力&持続力勝負になる。

また上級クラスになると、下級クラスと比較して前半&道中(特に後者)が速く
流れる傾向があって、実際に2013年は、極端に前掛かりな格好で、相当に厳しい
展開になっており、そのような展開でも直線(坂)でしっかりとした脚を使える
ような、高い地力を備えたタイプを素直に選びたいところ。


好走の条件…かも知れない
・高い持久力を備えていること
・持続力(&切れ)があること


予想
昨年はここの結果がフェブラリーSに直結した訳だし、今年からは暮れのG1に
向けても言うまでもなく大きな裏付けになるはずで、超のつく重要レース。
細かい適性も当然考慮はするが、まずは"地の強さ"という点を厳しく問いたい。

◎ニホンピロアワーズ
JCダートは、休み明けのぶっつけで臨みながら崩れておらず、格上なのは全く
変わっていないし、東京大賞典は、極端なスローからの上がり勝負で、切れ負け
した部分もありそう。
持久力は当然高く、元々道中~上がりで持続力を発揮する形は得意なタイプで、
この舞台では確実に力を示せそうなイメージ。
叩き3走目で、状態面での上積みも考えられて、ここは当然推したい。

○グランドシチー
ここ2戦着順は掲示板前後だが、自身のパフォーマンスとしては道中~上がりで
しっかりとした内容を示していて、5着した昨年と比べても充実振りは顕著。
タイプ的に少し細かい脚の使い方をする馬なので、坂上で惰性が効くか?という
問題がここではあるが、今回はギュイヨンJに替わったので、3~4コーナーを
じっくりロスなく運べば、最後伸び切れる可能性もありそう。
枠的にもじっくりと中団…につけやすいはず。

▲ソリタリーキング
昨年は内枠からの発走で、勝負所少し窮屈そうな格好になりつつも最後ジワっと
伸びて4着しており、実力&適性ともにやはり上位には扱える。
今回は外枠に入ったことで、どのような競馬をするかがポイントだが、後方から
3~4コーナーで大外を捲くるような競馬ではなくて、スタート直後にある程度
積極的なポジションを取って、直線の坂まではじっくり…という競馬であれば、
揉まれない分、昨年からの前進もあって良さそう。鞍上次第。

注グレープブランデー
勝負所がジワジワ加速する形になる阪神、京都よりも、厳しい流れの中でも溜め
→切れという形になる中京の方が本質的には合っていて、本来はここは当然巻き
返しに期待したい場面。
それでも現状何も出来ていない状態ではあるし、昨年は外枠からじっくり尚且つ
ロスの少ない競馬で圧勝した訳だが、今年は内枠で脚質的にかなり不利を受ける
可能性があり、これ以上強く推すには心配事が多過ぎる…という印象。

△ヴァンヌーヴォー
前走は、特に楽なペースでもなかったのにも関わらず、向こう正面から捲くった
競馬で、最後垂れたことは仕方がないし、むしろ良く粘った…くらいに扱える。
またみやこSでは、道中かなり脚を使いつつ、上がりもまずまずまとめていて、
普段間に合わないタイプが間に合うこの舞台ならば、前進も十分に見込めそう。

△マイネルバイカ
休養を挟んでの初戦はかなりスローな展開だったが、前走は少しイレギュラーな
レースながらある程度厳しいラップを踏んで快勝しており、それまでとは一線を
画すくらいに地力を更新してきた。
そのままの内容だとまだここでは足りないが、更なる前進があるのであれば。

△ケイアイレオーネ
基本的にはゆったりし過ぎ…くらいの馬なので、周って来るだけで大きな負荷が
掛かるこの舞台に嵌るとはあまり思えない。
それでも最後の惰性は相当に効くはずなので、万が一坂を上った段階である程度
高いポジションまで押し上げられているのなら、可能性としてはあるのかも…。




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