レース総括 |
■前半の比重が高い展開で、勝負所は徐々に加速する形 |
■持久力&末脚の持続力が問われた |
きさらぎ賞結果
1 | トーセンスターダム | 1.47.6 | 34.7 | 05-05 |
2 | バンドワゴン | 1.47.6 | 35.5 | 01-01 |
3 | エイシンエルヴィン | 1.47.8 | 34.9 | 05-05 |
4 | ピークトラム | 1.48.3 | 35.6 | 04-04 |
5 | オールステイ | 1.48.3 | 35.8 | 02-02 |
天候:晴 芝:稍重
上り4F:47.7 3F:35.5
前半1000m:59.9
13.0-11.5-11.3-11.6-12.5-12.2-11.9-11.6-12.0
レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れだが、4F目
までが全くスピードの落ちない展開になり、その後一旦落ち着いてから勝負所に
向けて徐々に加速して行く…という形。
今回の特徴は、スタート直後のスピードがなかなか落ちなかったことによって、
"前半戦"がかなり長くなった…という点で、変則的にラップを区切ってみれば、
47.4-12.5-47.7となるように、しっかりとした前傾レースになった。
この展開なので、(前の馬が少し離した格好ではあったが)後続に関しても前半
~道中でしっかりと引っ張られたはずで、とりあえずは高い持久力が問われたと
言って良さそう。
また、勝負所はじっくりと加速していき、ラストもそれ程止まらない形になった
ことから、各馬ともに仕掛けてからある程度長い脚を使う必要があり、当然末の
持続力を備えていることも重要になった。
レベルに関しても、今回の内容であればかなり高い…という扱いができそうで、
この先に向けても、しっかりとつながっていきそうな雰囲気ではある。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
トーセンスターダム
前走と比較すると、トモが大きくなって、全体的なバランスがかなり良くなった
印象で、その点はさすがのディープインパクト産駒の成長力…といったところ。
レースに関しては、道中はじっくり&勝負所~直線で長く良い脚を使う…という
武豊Jの英才教育にしっかり応えて見せた格好で、上記したように持久力と末の
持続力は当然認めていいはず。
ただこの馬の場合、かなりゆったりしたタイプで、"切れ"という点がどうなのか
…というのはあるので、早々と囁かれ始めている鞍上のダービー連覇に関しては
まだ何とも言えない…という感覚。とりあえずもう1戦見たい。
バンドワゴン
スタートで少し後手を踏んで、そこから少し力みながらハナに立ち、前半部分で
かなり脚を使ったことを考えれば、当然これは強い2着だったと言える。
今回の場合、自身がスタート直後に無理をしていて、尚且つ展開としては道中で
一旦溜めが入る形だったので、追い掛ける差し馬のお膳立てをしたようなもの。
アサクサキングスやシルポートあたりをイメージすると、ホワイトマズル産駒は
前半をゆったりと入って、道中を締め付ける(距離なりに水準を上げる)ことで
良さが出る印象なので、この先は、その形を会得出来るかどうかが鍵になる。
(今回のバンドワゴンはその逆をした格好)
それを鞍上が意識的に行い、馬もそのリズムに慣れた時、当然しっかりと結果が
ついてくるはず。その点、大いに注目していきたい。
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