レース総括 |
■(実質的に)相当なハイペースから、ラストは完全に右肩下がりの展開 |
■持久力が問われた |
高松宮記念結果
1 | コパノリチャード | 1.12.2 | 37.2 | 02-02 |
2 | スノードラゴン | 1.12.7 | 36.1 | 13-13 |
3 | ストレイトガール | 1.12.9 | 37.0 | 07-08 |
4 | エーシントップ | 1.12.9 | 38.4 | 01-01 |
5 | ハクサンムーン | 1.13.0 | 36.5 | 14-13 |
天候:曇 芝:不良
上り4F:49.4 3F:37.7
前半3F:34.5
12.1-10.7-11.7-11.9-12.6-13.2
レース詳細
馬場を考慮しつつラップタイムを見ると、前半が相当に速くなって、道中で多少
踏ん張る場面はあるものの、勝負所での加速は皆無、ラストはそのまま一直線に
減速していく形。
今回の場合、ラップ的な特徴という以前にやはり極端に悪くなった馬場の影響が
大きく、周ってくるだけで体力を消耗するような、完全な持久力勝負になった。
ここまでの状況になると、直線はほとんど全ての馬の脚が上がっているように、
馬場が良いはずの外を回したところで相当な負荷が掛かったはずで、内を回して
距離ロスを防いだ方が結果的には正解だった…という印象。
したがって今回に関しては、(実質的なハイペース戦で地力はしっかり問われた
はずなので)上位馬の実力は当然認められるが、負けた馬に関してもコース取り
次第では、次戦以降での巻き返しの可能性を考えておきたいイメージ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
コパノリチャード
この展開を3馬身差完勝なので、この馬自身の地力も当然認められるが、今回は
とりあえず、デムーロJの(アウトインアウト的な)完璧なコース取りに尽きる
…という印象ではある。
実際に直前の9R、10Rでも同じようなことをしていたので、完全に狙った騎乗
だったと言えそうだし、やや形は違うがエリザベス女王杯のスノーフェアリーを
思い起こさせるような競馬だった。
この先は当然、暫定王者としてこの路線の中心にはなるだろうが、前半32秒台で
入る可能性のあるスプリンターズSに向けては、やはり絶対的なスピードという
部分でどこまで対応できるのか。まずはそこに注目したい感覚。
スノードラゴン
とりあえず馬場の極端な悪化によって、この馬が間に合うくらいの状況になった
…という部分が大きい訳だが、地力そのものは十分に信頼できて、やはり厳しい
展開での強さはしっかり感じられる馬。
この先に関しては、適性的には本来中山の方が合っているはずなので、絶対的な
スピードを示すことが出来るかどうか?に注目していきたい。
ストレイトガール
坂上はさすがに脚が上がっていたが、勝負所でそれなりに攻める格好から一応は
崩れずに浮上してきた訳だし、勝ち馬とのコース取りの違いを考えれば、むしろ
良く頑張った…という雰囲気。
この先は、おそらくこの馬のことなので、北海道を経由してスプリンターズSを
目指すことになると思うが、適性的な穴を見せていない分、当然逆転の可能性は
残されている…と考えておきたい。
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