2014年5月1日木曜日

フローラS回顧 2014


レース総括
■道中水準が高く、仕掛けも早い展開
■持久力&末脚の持続力が問われた


フローラS結果
サングレアル2.00.0 34.3 13-13-13
ブランネージュ2.00.0 35.3 03-03-03
マイネオーラム2.00.2 34.8 09-11-10
マローブルー2.00.3 35.4 05-05-05
ニシノアカツキ2.00.3 34.6 15-14-13

天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.5
前半1000m:60.7
12.9-11.8-11.7-12.0-12.3-12.0-11.8-11.5-11.5-12.5




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は平均的な流れだが、道中が相当に締まった展開に
なって、その後もしっかり落ち着く場面がないまま勝負所に向けて徐々にペース
アップして行き→ラスト1Fがかなり落ち込む…という形。

今回の特徴は、まずはやはり道中の速さで、馬場状態が良かったとは言っても、
これはなかなか見られないくらいの水準だった。
また3コーナー過ぎからのペースアップで、仕掛け自体も早くなっているため、
持久力と末の持続力がかなり高いレベルで問われたはず。

脚質的には、この展開なので前の馬には少し厳しかったようにも思えるが、開幕
週の馬場ということを考えれば、(前との差を詰めにくいラップで)外を回した
差し馬にも簡単ではなく、それよりもやはり実力&適性の方が物を言った印象。

今回の内容であれば、高い水準での追走&長い脚が問われたという部分で、距離
延長も十分意識できるので、本番につながる可能性は普通にあっていいはず。
しっかり注目しておきたい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サングレアル
勝負所まではじっくりとインを追走して、4コーナーから外へ持ち出す…という
挙動としては完璧な内容だったが、直線ではややスムーズさを欠いた格好だし、
馬群を抜け出す脚の速さや、最後に一完歩ずつ詰め寄った時の迫力を考えると、
やはり性能と持久力の高さは間違いなさそう。
当然これは十分本番での好走を意識できるパフォーマンスだったと言えそうで、
レッドリヴェールがダービーへ向かうというのなら、普通に対抗…という存在に
なりそう。(もちろん人気でもそうなるのだろうが…)

ブランネージュ
好位の内でじっくり進められたことは大きいが、直線では最後周りの馬が苦しく
なった中で僅差の2着まで粘ったのだから、当然その地力は認められる。
タイプ的には、本来これ以上の距離延長が良いとは思わないが、距離適性よりも
地力…というオークスでは特に問題ないだろうし、ある程度好位からそれなりの
自在性を発揮できる馬だけに、展開的に嵌る可能性は十分ある。
今回の内容でどのくらいの人気になるのか分からないが、普通に注目はしたい。

マイネオーラム
直線での"脚"という点では、勝ち馬に圧倒的な差をつけられた印象ではあるが、
この馬自身厳しい展開を外からしっかりと浮上した訳だし、最後までジワジワと
伸びて3着を確保していて、持久力はしっかり示した格好。
今回の内容からも、もっと距離延長して単純に体力で勝負した方が(相対的に)
この馬の良さを活かせる可能性がありそうだし、本番で前進する可能性も十分に
考えられる。当然注目しておきたい。


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