予想
まずはJRAの発表によると、
「皇太子殿下は、来る6月1日(日)午後、JRA競馬博物館で開催されている
特別展及び東京優駿(日本ダービー)競走を御覧になるため、東京競馬場へ行啓
されることとなりましたので、お知らせいたします。」
…とのこと。
このようなケースでは、ヘヴンリーロマンスの天皇賞秋、エイシンフラッシュの
ダービー&天皇賞秋(後者は実質だが)に代表されるように、ペースはスローに
流れることが多い。
いつもとは違う特別な状況の中で、関係者の空気感が各ジョッキーにそうさせて
いるのか?…その理由は定かではないし、もちろん今回はそうならない可能性も
あるが、事実として同じような事態が繰り返され、一応はそれを認識しているの
だから、やはりそちらに寄せて考えるのが筋…というもの。
したがって、ダービー自体の傾向としては極端な切れ<地脚の強さを重視したい
レースではあるが、今回は上がり勝負を突き抜けた経験など、スピードや反応、
上がり性能…という方向で選んでみたい。
◎イスラボニータ
前走の回顧でも書いたのだが、この馬はバネが効いて、体を目一杯伸ばすような
効率の良い走りをするタイプで、その時の展開から考えても(持続力に特化した
ような)典型的な皐月賞馬とは全く違っていて、その性能の高さは間違いない。
実際の裏付けとしても、スローを突き抜けた(ようなイメージの)共同通信杯の
パフォーマンスは、今回想定した展開には普通につながっていいはず。
持久力が厳しく問われるような展開を想定したのであれば、外目の枠で1番人気
…という部分で下げる選択肢もあったのだが、むしろこの馬の味方になるような
展開を想定した以上、さすがに推すしかない…という感覚。
○レッドリヴェール
桜花賞の時にも書いたのだが、この馬は他のステイゴールド産駒とは一味違った
適性を示している大物タイプ。
本来上がり勝負を想定した場合、同産駒に関してはとりあえず下げることを考え
たくなる訳だが、バネがあり、前走や新馬戦で突き抜けるような上がりを示して
いるこの馬に、恐らくそれは当てはまらない。
今回は、枠が外過ぎる&このタイミングでの乗り替わり…という点で不安要素も
あるのだが、叩き2走目で上積みは確実に見込めるし、スローの想定で、そんな
時こそ"牝馬のキレ"が活きるタイミングとも言える。可能性は十分あるはず。
▲トゥザワールド
単純に地力で考えれば間違いなく上位の存在だし、今回枠も良いところに入り、
好走は確実だと思える。
それでも、馬体的な問題で少し伸び切らない走法や、前走の直線での印象から、
速い上がりの中で周りよりも1つ上の上がりを使う…というタイプではなさそう
なので、今回想定した展開に合っているとはさすがに言えない。
可能性としては、ある程度好位の内から進めて→押し切れてもいいが、イメージ
的には、バネの効いた気持ち良い上がりを発揮する馬に結局差し切られそう…。
注ワンアンドオンリー
距離延長自体は恐らくプラスだし、最後をしっかり伸び切れる馬なので、絶好の
枠を引いた点も含め、今回も間違いなく浮上はしてきそう。
ただし位置取りがある程度限定されていて、勝負所での一瞬の脚…という部分の
問題もあるタイプだけに、勝ち切れるかどうか?まで考えると、やはり他の馬が
止まることが前提にはなる。
その点、今回想定した展開ではやや不利な印象にはなって、最後に1頭違う脚で
浮上してきて→少しだけ届かない…という雰囲気が漂う。
△ハギノハイブリッド
ここ2戦で示した持久力&持続力は素晴らしく、本来はここで強く推してみたい
イメージではあるのだが、そのどちらも、結局は34秒台後半での差し切りだし、
上がりの速い共同通信杯では何もできなかったように、今回の展開に嵌るとは
さすがに思えない。
一応ここでは掲示板くらいに好走するものとして、感覚的にはセントライト記念
あたりで待ち構えたい。
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