2014年8月3日日曜日

クイーンS展望 2014


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2013 12.6-11.5-11.6-12.1-12.3-12.2-12.3-12.3-12.5 函館開催
2012 12.3-11.4-12.1-12.1-12.3-11.9-11.6-11.7-11.8
2011 12.4-11.0-11.7-11.6-11.7-11.9-12.1-12.0-12.2
2010 12.4-11.5-12.3-12.8-11.6-12.0-11.8-11.2-12.0
2009 12.5-11.4-11.6-12.4-12.2-12.2-11.9-11.9-12.1
2008 12.5-11.5-12.2-12.4-12.3-11.7-11.8-11.5-12.2
2007 12.3-11.3-12.5-12.0-12.1-11.8-11.5-11.2-12.0
2006 12.2-10.9-11.3-11.8-12.0-12.2-12.3-11.9-12.1
2005 12.6-11.4-12.0-11.5-11.7-11.7-12.0-11.8-12.0
2004 12.6-11.5-11.8-11.9-12.2-11.9-11.4-11.5-12.7

過去10年の平均ラップタイム(2013年は除く)
12.42-11.32-11.94-12.06-12.01-11.92-11.82-11.63-12.12
1.47.26




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半はミドルペースで、道中は極端に緩まず淀みのない
展開になって、その後は勝負所で徐々に加速して行く…という形。

ここでは、一定に近いスピードで流れる道中に対応するための持続力がまずは
必要になるが、前半がそれ程速くはならないために持久力があまり問われず、
その分上がりの性能も試されるので、勝負所で動ける程度の切れは欲しい。

脚質的には、(近年はそれ程でもないが)逃げ馬が押し切るケースも結構あり、
少なくとも4角で先頭近くにいなければ勝ち切るのは厳しいので、とりあえずは
好位から持続できるタイプを中心に考えたいところ。


好走する条件
・(一定の切れ&)持続力があること


予想

◎ケイアイエレガント
経歴の中でとりあえずここにつながりそうなレースで言えば、完全にフラットな
展開の中山牝馬Sで2着して、徐々にペースアップしていく展開の福島牝馬Sを
制した格好。
ここの展開はそのどちらか、もしくはその中間くらいが妥当なので、どう転んだ
としても適性外ということには恐らくならない。当然推したい。

○キャトルフィーユ
適性的には最早ケイアイエレガントと一括りにしてしまってもいいくらいだし、
同馬と同じく、ここの展開は当然こなしていいはず。
あとはどこで両者に差がつくのか?を考えれば、大回りで平坦なコースにおいて
(枠的に)相手よりも終始外を回す格好になる…という部分で、今回は残す方の
イメージが正直湧く。

▲スマートレイアー
単純に牝馬の中での格で考えれば、ここは断然の1番人気でいいはずなのだが、
現状はディアデラマドレと人気を分け合っている格好。
持続力が問われる展開でもしっかり好走している訳だし、当然勝ち切っても全く
おかしくない馬なので、本命に推すことも考えた。
しかし好位からの持続というここの勝ち馬像にはやはり遠く、結局はこの評価。

注フィロパトール
前走では、早仕掛けから→ラスト落ち込む展開を好位からしっかりと押し切って
持続力を示しているし、ラップ的にここにつながっていい福島牝馬Sで好走して
いることはやはり注目したいところ。
斤量など、多少不利になる要素はあるが、残る可能性は十分あってもいいはず。

△コスモバルバラ
マーメイドSは展開的に恵まれた部分もあったと思うが、前走・七夕賞は道中で
極端に脚を使わされる展開で、(結果的に内を通った馬が浮上する中)外を回し
ながらも大きくは崩れず、(軽斤量とは言え)軽視はできない内容だった。
今回外枠に入ったことは微妙だが、ある程度の着にいる可能性は一応ありそう。

△マーブルカテドラル
持続という方向性で言えば基本的には合っている馬だが、これまでの内容からは
前半から平均的に脚を使うこの舞台にピッタリという訳ではない。
もちろん行き脚が全くないタイプではないので、軽斤量を活かして積極的に前に
行く…という競馬であれば可能性はあるが、感覚的には強くは推しづらい…。

☆アロマティコ
道中~上がり…という脚の使い方は出来るのだが、意外とラストを伸び切れない
部分があって、やはりある程度前が止まるような格好でなければ浮上し切れない
印象にはなる。
その点、やはり函館→札幌に替わることはマイナスには思える。やや静観。

☆ディアデラマドレ
経歴からは、基本的にはしっかりと決め手が問われる展開でこそ…という馬で、
筑後川特別のような展開では何も出来ていないあたりがどうか…。
その点前走のマーメイドSは、確かに道中である程度脚を使う格好ではあったの
だが、展開そのものは完全に上がり勝負だったし、裏付けとしてはやはり微妙。







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