2014年9月14日日曜日

セントウルS展望 2014


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2013 12.0-10.9-10.9-11.0-10.9-11.8 33.8-33.7
2012 12.0-10.3-10.9-11.0-11.2-11.9 33.2-34.1
2011 12.2-10.6-11.3-11.3-11.0-12.1 34.1-34.4
2010 12.0-10.7-11.2-11.5-10.8-11.8 33.9-34.1
2009 12.2-10.7-10.9-11.2-11.1-11.7 33.8-34.0
2008 12.2-10.6-10.7-10.7-11.3-11.8 33.5-33.8
2007 12.2-10.5-10.7-10.9-11.1-11.7 33.4-33.7

過去7年の平均ラップタイム
12.11-10.61-10.94-11.09-11.06-11.83
1.07.64 33.67-33.97




傾向(過去記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半あまり速くならないが、その後はほとんど緩まずに
勝負所まで(一定に近い)速いスピードを刻み続けて、ラスト1Fだけ少し落ちる
…という形。

ここの特徴は、前半<道中という、真ん中の4Fの速さで、レース自体は前後半が
イーブンに近い形になるが、単純な上がり勝負という訳ではない。
当然適性面では、スピード持続力が問われることになる。

一方で、3コーナーの入り方次第では、(スプリント戦としては異例の頻度で)
勝負所でしっかりと加速する展開も現れていて、"切れ"を発揮できる馬の台頭
ということも考慮しておく必要がある。

脚質的には、開幕週なので当然前有利だとは言えるが、粘りのみが身上で単純に
ここの速い上がりに対応できないタイプもいるため、それを切れを備えた後続が
差し切る…という事態は想定しておきたいところ。


好走する条件
・先行力&スピード持続力(&切れ)があること


予想

◎ハクサンムーン
昨年ロードカナロアを抑え切って勝利しているように、スピード持続力が身上の
この馬にとっては、ここはベストの舞台。
今回は、やはり休み明けの状態が気になるところではあるが、それでも昨年3着
以下につけた着差を考えれば、それがそう簡単に詰まるとも思えない。
人気でもとりあえずこの馬に関しては素直に推しておきたい。

○リトルゲルダ
前走の勝利に関しては、北九州記念としては流れが落ち着いたことで、持ち前の
持続力を発揮出来たことが大きい訳だが、同じような展開になるここへ向けては
当然1つの裏付けにはなる。
もちろんそれがなくても元々この舞台への適性は十分にある馬だし、前走に引き
続き最内枠も確保…となれば、当然高い評価にはしておきたい。

▲エピセアローム
前走は、内先行が押し切った競馬で、それをあの位置取りから外を回した時点で
ほとんど終わっていたようなものだし、とりあえずは度外視できる。
この馬もここではロードカナロアを破って勝利した大きな裏付けを持っている訳
だし、その時以来のこの条件で巻き返す可能性は十分にあっていいはず。
結果的に3番手評価とはしたが、一応頭まで考えたいところ。

注マヤノリュウジン
連勝の2戦は、ともに前半を完全に受け流して終いの脚に賭ける内容で、それが
ここにつながるとはさすがに思わないが、調子が良い…ということは確か。
昨年ここでは休み明け+22kgという状態で、それでも崩れずに(今回の比較でも
十分上位に扱えるくらいの)まずまずのパフォーマンスは示していて、その時
からの前進が見込めそうな今回は、やはり上位評価にはしておきたい。

△トーホウアマポーラ
持続力はしっかりと示している馬だし、方向性としてはこの舞台に合っていて、
好走は当然考えられる。
ただし、ここの水準でピックアップできる裏付けが他の上位馬と比べると少なく
なっていて、評価としてはどうしてもここまでになってしまう。
前走からもう1つ前進を示すことが出来れば。

△メイショウイザヨイ
前走はペースが少し落ち着いたことも大きいが、この馬自身のパフォーマンスは
十分高い内容になっているし、前々走でも重馬場で前半32.6秒の超ハイペースを
押し切っているように一定の地力は示している。
今回は斤量も増えるし、さすがに格的に限界を示す可能性もあるが、候補の1頭
としては一応考えておきたい。






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