レース総括 |
■道中がかなり締まって、最後は地力勝負…という展開 |
■持久力(&決め手)が問われた |
新潟記念結果
1 | マーティンボロ | 1.58.3 | 34.2 | 09-10 |
2 | クランモンタナ | 1.58.3 | 34.6 | 04-04 |
3 | ラストインパクト | 1.58.3 | 34.0 | 13-13 |
4 | トーセンジャガー | 1.58.4 | 34.4 | 09-08 |
5 | アロマカフェ | 1.58.5 | 34.5 | 08-08 |
天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:35.2
前半1000m:59.0
12.9-11.3-11.7-11.4-11.7-12.2-11.9-11.7-11.1-12.4
レース詳細
ラップタイムを見ると、スタート直後はミドルペースくらいだが、4F目で再加速
したことで道中はかなり締まった展開になり、勝負所では一応しっかり加速して
いるものの、このレースとしては上がりが掛かった格好。
今回の場合、流れが落ち着きかけたタイミングでダコールが一旦ハナを奪って→
メイショウナルトが仕方なくペースアップしたことで、結果的には道中がかなり
速くなった…というのが大きな特徴。
そして上がりの部分に関しても、やはりこのコースなのでダラダラとした上がり
にはならず、直線で一気に脚を使う形になっていて、最後はしっかりとラップが
落ち込む"惰性勝負"…というイメージのレースになった。
したがって、道中高い水準で追走して、勝負所までしっかりと余力を残せるか?
…という部分と、ラストで脚が上がってからの減速を如何に抑えるか?…という
部分で、やはり一定の持久力(底辺の高さ)を備えている必要があった。
今回の展開を考えた場合、同じく4F目までのペースがなかなか落ちない…という
特徴を持ち、道中の"絶対的に速い追走スピード"への対応力が問われる天皇賞に
つながる可能性はあって良さそうなイメージで、主役級の馬の出走如何にも当然
依るものの、上位馬の動向にはしっかり注目しておきたい感覚。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
マーティンボロ
直線では外から蓋をされて、尚且つ内にも馬がいる苦しい状況になったことで、
結果的に鞍上が制裁を喰らうような微妙な競馬にはなってしまったが、それでも
馬自身に関して言えば、ラストの脚は際立っていたし、持久力&切れをしっかり
発揮した格好での勝利だった。
今年の場合、札幌記念で格を示した2頭は海外なので、そうなると夏競馬経由で
天皇賞で有力になりそうなのは、とりあえずはサトノノブレスかこの馬。
直前の10Rで冠がついたオフサイドトラップが現実にそれを成し遂げたように、
ここからつながる可能性もしっかり考えておきたい。
クランモンタナ
とりあえず今回のパドックでは馬体にかなりの迫力を感じたし、勝負所では隣で
併せていたアドマイヤタイシとの余力の差は明らかだった。
(個人的に相手に注目していたこともあって余計に感じた訳だが…)
そして最後の部分でも、一旦は後続に飲み込まれつつも、持ち前の「ラスト1Fの
強さ」をしっかり発揮して踏ん張り、勝ち馬以外は抑え切ってみせた。
斤量が軽い立場…とは言え、今回の高い水準のレースでもその特徴を示せるので
あれば、これはもうその地力をしっかりと認めたいところ。
この先、どこかで何かしらのサプライズを起こすかも知れない…。注目したい。
ラストインパクト
中団の少し後ろから進めて、直線では外目をジワジワと浮上する格好での3着。
内容的には(何だかんだしっかりとした加速が入る)この舞台にピッタリという
訳ではなかった印象で、上がりが少し掛かる展開になったことが奏功した雰囲気
だが、それでも地力では上位…ということを改めて示した形。
当然この先も期待できる馬だが、適性面ではやはりもう少しだけじっくりと加速
するような舞台が良さそうで、適鞍をしっかり考えた上で注目したいところ。
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