2014年9月20日土曜日

セントライト記念@新潟展望 2014


主だったレースのない新潟2200m開催。
当然まずはこのコースを知るところから始めたい。

新潟2200mクラス別ラップタイム



傾向
このコースの特徴は、まずは最初の長い直線によって前半が速く流れることで、
そこでしっかりと引っ張られるために、一定の持久力は当然問われる。
その後1~2コーナーで一旦落ち着いてから、道中~勝負所に掛けてジワジワと
加速して行く展開になるため、レース後半では長い脚が必要になる。

クラス別では、1000万クラスに少し偏りがあって、前半は500万クラスよりも
遅く、後半は1600万クラスよりも速い…となっていて少し分かりづらいのだが、
それでも、道中ではクラス間に明確な差がついていて、それぞれに合った水準を
こなせるかどうか?が、ここでは重要なポイントになりそう。

したがって、今回のセントライト記念に関しては、3歳戦ではあるが当然その
中に一線級が入っている訳なので、高い水準の道中への対応を、まずはしっかり
チェックしたいところ。


好走する条件
・持久力があること
・末脚の持続力があること


予想

◎トゥザワールド
元々の(個人的な)イメージは、コーナリング微妙…と感じる部分があったこと
から、長い直線でこそ…という感覚だったのだが、実際には走法的な問題から、
直線であと1つギアが上がり切らずにトップスピード負け…というのがオチ。
ということで、弥生賞のように、ロングスパートで上がりのラップがフラットな
形になる展開を押し切れる能力…というのがこの馬の本質だと現状は考えたい。
そして、その手の馬が輝けるのはこの手の癖のある舞台。当然推したい。

○イスラボニータ
基本的にはスピードとか切れ…という方向性の馬なので、重厚感が漂うこの手の
舞台にピッタリ嵌る訳では決してないはず。
それでも、持久力や持続力に関しても一定以上のものは当然示しているし、基礎
能力的にはやはり上の存在なので、ここで何も出来ない…とかは考えられない。
とりあえずここは、少しでも切れが削がれるような状況でどこまで出来るか?を
チェックする…という感覚で見守りたい。

▲メイクアップ
同舞台の前走は、前半速い流れ&ロングスパート…という展開を、捲る格好から
直線もしっかりとした脚で押し切った形で、ポジション的に嵌った部分はあるに
しても、そのパフォーマンス自体は十分に評価できる内容。
性能面ではクラシックを戦ってきたような相手にはさすがに見劣るのだろうが、
適性面からは普通に推したくなる存在。注目したい。

注クラリティシチー
前走は、内を通った馬有利な状況で、(斤量を背負う立場ながら)大外を回して
しっかりと浮上した格好で、一定の地力と持続力を示した。
最後少し伸び切れない部分はある馬だが、その時の内容を考えればここも普通に
上位に扱えるし、今回はちょっと驚きの低人気…になっているので、感覚的には
当然注目したくなる。

△マイネルフロスト
一定の持久力と機動力を備えていて、イメージ的には、ここのキツいコーナーで
際立った動きをしそうな雰囲気ではあるのだが、ロングスパートを伸び切る方向
とは少しだけ違っている印象にはなって、ラスト1Fの部分がどうか…。
3~4コーナー半ばまでじっくり…という展開であれば。

△ステファノス
毎日杯からの3戦はしっかり高いパフォーマンスを示していて、地力に関しては
ここでも普通に上位に扱える存在。
ただし、基本的には"切れ"方向の馬ではあるので、ここのジワジワ加速していく
展開でどこまで…という感覚にはなる。微妙だがあまり強くは推しづらい。






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