2014年11月7日金曜日

京王杯2歳S展望 2014


過去のラップタイムを調べると以下の通り。

2013 12.8-11.8-12.1-12.1-11.5-11.0-11.8 36.7-34.3
2012 12.7-11.3-11.6-11.9-11.3-11.0-11.4 35.6-33.7
2011 12.3-11.2-11.8-12.2-11.5-11.2-11.9 35.3-34.6
2010 12.5-10.9-11.7-12.4-11.7-11.0-11.6 35.1-34.3
2009 12.5-10.8-11.3-12.0-11.7-11.3-12.4 34.6-35.4
2008 12.4-10.9-12.1-12.1-11.4-11.0-11.7 35.4-34.1
2007 12.4-10.9-11.7-12.2-11.9-11.4-12.2 35.0-35.5
2006 12.6-11.1-11.4-11.9-11.6-11.4-12.6 35.1-35.6
2005 12.5-11.3-12.1-12.5-11.7-11.1-12.1 35.9-34.9
2004 12.5-11.3-11.6-12.1-11.5-11.5-11.6 35.4-34.6

過去10年の平均ラップタイム
12.52-11.15-11.74-12.14-11.58-11.19-11.93
(0.15- 0.30- 0.29- 0.20- 0.18- 0.20- 0.39)←バラつき
1.22.25 35.41-34.70




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半はこの距離としてはゆったりとしたスタートから、
道中は4F目がしっかり緩む展開、その後はラスト3F~2Fにかけて大きく加速して
上がりの速い形となる。

このレースでは、各年の間でのラップのバラつき(特にラスト4F~2Fの部分)が
小さくなっていて、展開的にはほぼ確実に一旦落ち着いてからの加速勝負が想定
できるため、当然重要になるのは勝負所での"切れ"ということになる。

また改修後の東京では、ラスト3Fからスパートすることが多いのだが、ここでは
各馬がじっくりと待ってから仕掛けるためか、ラスト2Fのラップが最も速い形に
なっていて、そのこととスローからの上がり勝負…という展開が重なることで、
脚質的にはやはり前の馬有利となる。

ただし前から進める馬でも、適性的に加速についていけなかったり、そもそも
1400mのリズムに合わなかったりするようでは話にならないので、脚質よりも
まずはその点を見極めておくことが先決だと言えそう。


好走の条件
・切れ(&最低限のスピード耐性)があること


予想

◎ニシノラッシュ
切れという方向とは少し違って、イメージ的にはパワー系の持続力を活かしたい
タイプという雰囲気だが、水準の高い新潟2歳Sで好走しているのだから、地力
面では十分な裏付けを持っている訳だし、当然ある程度の溜めも効く。
したがって、極端な決め手勝負にでもならない限り、それなりに体力が問われる
今の馬場なら普通に力は出せそうだし、やはり上の評価にはしておきたい。

○アポロノシンザン
前走は、スタート直後にかなり脚を使う格好でハナに立ち、直線でもしっかりと
溜め→切れ発揮する形で一旦は後ろを突き放す…という内容で、最後交わされは
したものの、パフォーマンス的にはここにつながっても良さそうな雰囲気。
今回も外枠を引いたのは微妙だが、ハナにこだわらず好位に控えるような競馬で
あれば、十分残る可能性はありそう。

▲アクティブミノル
前走では、前傾の"耐える"レースをあっさりと押し切って地力の高さをしっかり
示した格好だし、タイプ的にも、どちらかと言えば持続力…というイメージの馬
ではあるので、とりあえず距離延長は問題ないはず。
馬体的な印象から、勝負所で変化をつけられるかどうか微妙なところはあるが、
実力的にはやはり普通に残りそう。

注ワキノヒビキ
イメージとしては、ある程度引っ張られる形からの地力差し…というタイプには
思えるが、前走では直線勝負を、速い上がりを使ってしっかり浮上しているし、
とりあえず1400mでは展開に左右される雰囲気ではなさそう。
土曜の馬場がどのような傾向を示すのか?分からないが、扱いとしては当然上位
評価にはしておきたい。

△マイネルグルマン
瞬間的な切れではどうか…という気持ちはあるのだが、前々走で示した持続力と
前走の前半ある程度脚を使う形から→最後それなりにまとめた内容を考えると、
距離短縮で前進する可能性は十分あって良さそう。
馬体的に重厚そうな印象があるので、今の馬場への適性もおそらく高いはず。

△サフィロス
1200m戦の経験しかないが、前走、前々走は加速勝負をしっかり勝ち切っている
訳だし、距離延長して溜めが効かない…ということはないはず。
地力の裏付けの部分で、今回の評価としてはここまでだが、パフォーマンス的な
前進があれば、勝ち負け近くにいる可能性もなくはなさそう。一応注目。






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