2014年11月22日土曜日

マイルCS展望 2014


予想
第一感として「候補多過ぎ!」なメンバー構成だが、データ的な裏付けや、臨戦
過程、馬体写真などで判断した出来を総合的に考えても、本当に一長一短という
雰囲気になり、最終的にもやはり「候補多過ぎ!」なレース。
(本人的には)一応納得した結論は出せたが、完全にひっくり返るのかも…。

◎ロゴタイプ
前走は自身生涯最速上がりを使っての切れ負け。前々走は海外帰りの休み明けで
相当厳しい展開を番手から進めた格好。とりあえず両者ともに度外視できる。
元々スピード持続力に特化したタイプなだけに、連勝が止まったダービー以降は
適鞍に恵まれなかったことも事実だし、適性的に嵌りそうなここで本来の実力を
発揮できる可能性は十分にあっていいはず。
馬体写真を見ても、今回は結果を出していた時のシルエットに近くて、尚且つ
後肢のボリューム感が出てきているし、感覚的にも、もう1度この馬に期待して
みたくなった。

○トーセンラー
昨年は前半がゆったりとした流れだった…というのも大きいだろうが、それでも
自身のパフォーマンスとしては道中~上がりでかなりの持続力を発揮していて、
その内容を考えれば、実力&適性ともにここではやはり上位の存在。
前走に関しても、58kgを背負いつつ水準の高いレースをしっかりと浮上している
ので、調子の部分でも問題なさそうだし、今回も普通に浮上してくるものとして
扱っておきたい。

▲ワールドエース
これまで示した内容から言えば、瞬間的な切れというよりも持続力を活かしたい
タイプだと思うし、マイラーズCで示したスピード性能の高さを考えれば、当然
ここでは上位に扱っておきたいところ。
前走での(最後に少しカットされた部分を除いたとしても)全く流れに乗らない
ままレースを終えた…という内容は、距離短縮に対しては気掛かりではあるが、
ここは単純に、本来のパフォーマンスの方を信頼しておきたい。

注ダノンシャーク
前走はゆったりした流れではあったものの、勝負所で一気に脚を使い切るような
展開になり、結果的に1テンポ仕掛けを遅らせた馬が浮上した格好だったので、
正攻法の競馬をして負けた…というのは全く問題ない。
(ど真ん中にストレートを投げて打ち返されたようなもの)
それを度外視すれば、関屋記念では普通に高いパフォーマンスを示しているし、
昨年1番人気3着、安田記念でも4着の馬がここまで人気を落とすのは不自然。

△フィエロ
前走は、道中淀みのない展開から、ラスト1Fをしっかりと伸び切って良く詰めた
形で、(距離延長に対する)臨戦過程としてはかなり好感が持てる内容だった。
この馬の場合、本来あまりスピードに寄っていい…というイメージではないが、
実際にマイラーズCの超高速決着に対応している訳なので、その部分で下げても
仕方がないし、やはり浮上する方向では考えたいところ。
結果的には5番手評価になったが、上位と差があるという感覚はない。

△エクセラントカーヴ
"持続力"という部分では、昨年の京成杯AHという大きな裏付けを持っている馬
だし、関屋記念でもそれに近いくらいの高いパフォーマンスを示している。
前走に関しては、スピードとは真逆の方向のレースだったのでとりあえず度外視
するとして、今回は速い馬場で内枠を引き、鞍上も強化された。
それでいて全く人気しないのであれば当然注目はしてみたくなる。

△サンレイレーザー
関屋記念では十分な持続力を発揮出来ているし、昨年もここでは14番人気ながら
6着まで浮上していて、適性自体は普通に高そう。
実際のところ地力の面でどこまで?というのはあるので、結局はあまり高い評価
には推しづらいのだが、とりあえず「そこそこの着にいる」候補としては考えて
おいて損はないはず。

☆ミッキーアイル
前走は、ジワっとハナに立つ格好から→道中ある程度速いラップを刻んで、直線
もう一伸びを見せて押し切って、一定の持続力を示した内容。
(未だに裏付けとして使える)未勝利戦のパフォーマンスを合わせて考えれば、
当然そのスピード性能は認められる訳だが、(古馬レベルの)本当の地力勝負に
なった場合にどこまで出来るか?というのは結局未知数。強くは推し切れない。

☆クラレント
地力に関してはやはり一定の格を持っている馬だし、道中~上がりでしっかりと
持続力を示した関屋記念の内容なら、G1でももう少し出来てもいいと思える。
ただしそれを再現するには、少しでも控える競馬をすれば…という条件にはなる
ので、結局のところは鞍上次第。
このメンバーで、今の馬場だと…、好位から進める可能性が高そうではある…。

☆グランプリボス
元々の地力は当然上の馬だし、安田記念でも「健在!」というところを見せて、
可能性としてはやはり考えておく必要はある。
それでも現状の印象としては、(軽い)スピードという方向とは違ってきている
のかも…という雰囲気はあるので、今の条件がピッタリ嵌るのかは微妙。
前に圧力を掛けるくらいの積極的な競馬をすれば…といったところ。







- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -