2015年3月12日木曜日

弥生賞回顧 2015


レース総括
■水準の高いロングスパート戦
■持久力&高い持続力が問われた


弥生賞結果
サトノクラウン2.01.8 35.7 04-06-05-04
ブライトエンブレム2.02.0 35.2 10-10-10-10
タガノエスプレッソ2.02.4 36.1 07-07-07-08
グァンチャーレ2.02.4 35.8 09-09-09-08
トーセンバジル2.02.5 36.2 08-08-07-07

天候:曇 芝:稍重
上り4F:48.5 3F:36.4
前半1000m:61.3
12.5-11.4-12.3-12.4-12.7-12.0-12.1-12.1-11.9-12.4




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は馬場を考えればまずまずの流れで入り、その後も
しっかりとは緩まない展開から→向こう正面で一気にペースアップしつつ、その
まま上がりまである程度速いスピードを維持する形。

今回の特徴は、まずは前半~道中の水準の高さだと言えて、そこで引っ張られた
ことで、当然一定の持久力はしっかりと問われた格好。
またレース後半は、下り坂で加速した勢いのまま勝負所へ突入したイメージで、
結果的にロングスパートの形からかなりの持続力が必要になった。

脚質的には、これだけの展開なので、ハッキリと差し馬に向いたと言えそうで、
この先に向けては、好位から進めて最後苦しくなったような馬の巻き返しには
当然注目したいところ。

一方で上位馬に関しても、今回はある意味弥生賞らしくない厳しい展開になった
ため、例年よりも本番につながりやすいはずだし、その地力&適性はしっかりと
評価しておきたい感覚。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サトノクラウン
基本的に後方の馬が浮上したレースで、この馬に関しては一応好位集団の中から
進めた訳だし、(向こう正面は少し抑えつつも)勝負所はそれなりに攻めた内容
だったので、これは文句なく強い!と言って良さそう。
個人的に少し懸念していた"加速"の部分は、この展開では全く関係なかったが、
とりあえずそれが問題になるのは高速馬場になった場合のダービーくらいだし、
皐月賞に向けては現状問題は見当たらない。当然期待できるはず。

ブライトエンブレム
後方から進めて、大外を回す格好での浮上で、今回はさすがに展開がピッタリと
嵌った印象は強い。
それでも勝ち馬に最後しっかりと迫ったのはこの馬くらいだし、とりあえずこの
手の展開では地力で上位…という扱いになることは確か。
その意味で、本番に関してもやはり適性的にはピックアップしなければいけない
存在だとは言えそう。

クラリティスカイ
前半は好位のやや後ろくらいのポジションだったが、速い向こう正面でジワジワ
押し上げて、展開的には完全に裏目となるような競馬をした格好。
それでいて直線では、インからもう1度しっかりした脚を使っているのだから、
これは着順以上の価値がありそう。
ただし、その挙動が(鞍上が)抑え切れなかった…ということであれば、本番に
向けてはやはり微妙な印象にはなるし、もしかしたら真価を発揮するのは距離
短縮したタイミングなのかも知れない。感覚的にはNHKマイルCで待ちたい。



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