過去のラップタイムを調べると以下の通り。
2014 11.9-10.9-11.8-12.1-11.7-11.4-12.5 34.6-35.6
2013 12.3-10.9-11.7-11.8-11.3-11.9-12.2 34.9-35.4
2012 12.2-10.7-11.4-11.8-11.9-11.9-12.9 34.3-36.7
2011 12.3-10.5-11.3-11.8-12.0-11.8-12.6 34.1-36.4
2010 12.2-11.0-11.8-12.1-11.8-12.0-11.9 35.0-35.7
2009 12.3-10.5-11.5-12.0-12.2-12.0-11.9 34.3-36.1
2008 12.1-11.0-11.7-11.9-11.6-11.8-12.4 34.8-35.8
2007 12.5-10.9-11.4-11.7-11.4-11.7-12.2 34.8-35.3
過去8年の平均ラップタイム
12.23-10.80-11.58-11.90-11.74-11.81-12.33
1.22.38 34.60-35.88
傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見ると、前半が速くなって、その後はある程度速いスピードを
維持しつつ淀みなく流れて、ラストはしっかりと落ちる形。
とにかくここは、この時期の牝馬としてはかなりのハイペースから→上がりの
時計が掛かる、スプリントに近いイメージのレースになり、そうなれば当然
持久力&持続力という要素が大きなウェイトを占める。
したがって桜花賞トライアルとして考えた場合、ここの展開にぴったり嵌って
しまうような馬だと、気性的な問題や勝負所での切れなどの問題で、本番では
適性的に微妙…ということにもなりかねない。
つまりこのレースは、確実に地力の高さが測られるレースではあるが、桜花賞に
向けては、届かないはずの位置から差し切ったとか、適性が合わないにも関わ
らず結果を出した…など、他とは明確に区別できる"スケールの大きさ"のような
ものが見たいところ。
もちろんそのような形でFレビューを制するような馬は、本番でもかなり有力
だと、逆説的には言えるのかもしれない…。
好走する条件
・持久力&持続力があること
予想
◎レオパルディナ
1200mで高いパフォーマンスを示した馬が、上がり勝負のファンタジーSでも
それなりの内容を示し、マイルG1でも大きくは崩れなかった…という時点で、
単純に地力の高さは間違いないし、経歴からはハイペース1400mにはピッタリと
嵌る可能性が高い。
有力な相手に先行馬が多い今回は、脚質的にも有利な立場になりそう。
○ムーンエクスプレス
前走のG1では、好位から進めて最後までしっかりと粘って好走出来ているし、
同じ1400mでも秋明菊賞でかなり高いパフォーマンスを示していて、実力&適性
ともにここでは普通に上位。
今回は条件が揃った印象の相手を上に評価したが、当然頭まで考えたいところ。
▲ラッフォルツァート
前走&つわぶき賞では、厳しい展開を好位からしっかりと好走していて、単純な
パフォーマンス比較をすれば、ここでは普通にナンバーワン争い。
適性の幅や脚質などによって、結果的には3番手評価にはなったが、とりあえず
上位3頭の間には差がない…という感覚。当然この馬も頭まで。
注スマートプラネット
前走は、かなり厳しい展開になったので、着順自体は仕方のない部分があるし、
阪神JFでもそれなりのペースで引っ張りつつもまずまずに粘っていて、地力は
普通に上位に扱える存在。
ベストパフォーマンスを示したサフラン賞と同じ距離での前進は当然考えたい。
△オーミアリス
元々高い持続力を発揮して小倉2歳Sを制している馬だし、前走の敗因を全く
溜めが効かないタイプ…というように捉えるならば、適性的な前進がありそうな
ここで巻き返す可能性も一応は考えられる。
とりあえず今回の場合、まずは"差し馬"に戻って欲しいところ。
☆スマートグレイス
前走は、思いっきり飛ばして→耐えるという内容で、その手のタイプが距離延長
して前進とは普通はいかない訳だが、その飛ばし方自体がなかなか尋常ではない
水準だったため、ただただ強い…という可能性もとりあえずは残されている。
展開的には逆境の立場になるだろうが、一応は注目しておきたい。
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