2015年3月28日土曜日

高松宮記念展望 2015


予想
昨年も少し書いたのだが…、元々個人的には「上がり勝負のスプリント戦なんて
微妙(いらない)…」くらいの感覚でいたのだが、ロードカナロアの偉業以来、
前半型のスプリンターズSと後半型の高松宮記念の両方を制してこそ真の王者
…という考え方に変わった。

その意味で今回、日常的に道中~上がりでの勝負をしている香港の一線級が出走
する…ということの意義はとても大きいと思えるし、その流れがこの先も続いて
欲しい気持ちでいっぱい。

そしてそのような展開のレースを繰り返す中で淘汰され、選ばれたチャンピオン
というのは、展開的に近いここではかなり強力なライバルになるはず。


※参考:高松宮記念2F毎ラップ
2014 22.8-23.6-25.8 1.12.2
2013 22.9-22.6-22.6 1.08.1
2012 22.8-23.3-24.2 1.10.3


◎エアロヴェロシティ
チェアマンズスプリントプライズ2015
23.34-22.14-23.31 1.08.79
23.38-22.14-23.28 1.08.80(自身ラップ、並走状態の番手から⇒2着)

香港スプリント2014
23.36-22.31-22.90 1.08.57(逃げたので自身ラップ=レースラップ、1着)
23.88-22.15-22.72 1.08.75(参考:ストレイトガール3着)

ジョッキークラブスプリント2014
23.42-22.17-22.49 1.08.08
23.82-22.05-23.12 1.08.99(自身ラップ、直線全力で手綱引く⇒14着)

プレミアボウル2014
23.56-23.02-22.12 1.08.70
24.56-22.58-21.56 1.08.70(自身ラップ、立ち遅れほぼ最後方から⇒1着)

基本的には、道中を締めつけて→(なかなか協力な)惰性を効かして粘り込む
イメージで、坂上での競り合いならたぶんかなり強い…という雰囲気の馬だが、
一方で上がり勝負を後方からごぼう抜きした内容もあるため、決め手の部分で
下げる…ということができない。
したがって、この馬自身には適性面での穴がなく、(ここの適性を基準に厳選
される訳ではない)地元勢の方は確たる王者不在の状況…というのなら、普通に
持っていかれてもおかしくない…。

○ハクサンムーン
前走はオーシャンSとしてはかなりスローな展開で、そこで好走した価値は特に
高くないのだが、それを単純に"戦える状態"という捉え方をしておけば、ここは
阪神1200mに次ぐ自身の得意な舞台。
昨年のような状況でも掲示板はしっかりと確保するような馬にも関わらず、今回
8番人気というのは…あまりにも不可解。当然推したい。

▲コパノリチャード
阪急杯は、厳しい展開を早め先頭に立つ競馬で→最後は厳しくなった格好だが、
ラスト1Fまではとりあえず先頭には残っているし、形的にはラップの落ち込んだ
惰性勝負の部分でマイラーたちに交わされた…というだけ。
(あくまで個人的なデータの中での話だが)馬場差を考慮すると昨年よりも内容
的には上だったりもするし、ここは普通に巻き返せていいはず。注目したい。

注ストレイトガール
地力は当然高く、持続力&決め手ともにしっかりとした裏付けを示していて、
実力的にも適性的にも普通に最上位争いの存在。
したがってここでの好走は確実だと思えるのだが、やはり香港スプリントからの
ぶっつけ…というのは気になるところで、それが許されるのは絶対王者の特権。
そこまで抜けているのなら恐らくもうG1を勝っているはず。

△レッドオーヴァル
元々桜花賞を好走しているような馬だし、切れ方向のスプリント戦ならばやはり
気にしておかなくてはならない存在。
実際、4コーナー~直線で大きく加速したスプリンターズS@新潟ではしっかり
好走していて、その方向性では実力的にも普通に上位に扱える。
ここ2戦の負けに関しても敗因はハッキリしているし、巻き返す可能性は十分。

△サクラゴスペル
前走は、自身の得意な舞台だったとは言え、ハクサンムーンをしっかりと捕えた
ことは大きいし、とりあえず状態の良さは認めていいはず。
高松宮記念でも、このコース本来の特徴に近い展開だった2013年に好走している
…という事実はやはり重視したいところだし、今回もある程度浮上する(残る)
可能性はあって良さそう。評価はここまでだが、注目はしたい。







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